ブラックホーク・ダウンのレビュー・感想・評価
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緊迫した戦闘シーンはスリル満点
内戦をとめに行ったアメリカ軍の戦闘の話。
おもしろい。緊迫した戦闘シーンはスリル満点。この映画の場合、話の盛り上げ方が非常に優れている。この後どうなっていくのかと、ストーリーに自然と引き込まれていった。
社会的背景があることも、話に深みを持たせている。
ふと何年か前に耳にした名前を思い出して見てみた
良く言えば戦争の酷さを描いた、悪く言えば他国の介入の愚かさを描いた作品
戦いは質より量だっていうのが良く分かります、一応作戦序盤の負傷者が無ければ問題なく作戦が完了した可能性はありますが、彼が落ちなくても誰かが負傷したら結局同じ状況になってたでしょう
負傷者はソレを回収する人員を必要とするため死者よりも厄介、この作品でも負傷者が徹底的に足を引っ張る展開で部隊は半壊してます(この作品は死者も回収してるからとんだ手間)
現実でもこんなもんなんでしょうけど、そもそもこんな作戦を立案する無能も許可する無能も軍にはいらないでしょう
この作品を端的に表すなら
「引き際を弁えない無能上官と圧倒的な物量にものを言わせた現地民によるドンパチ映画」です
これはフィクションですが、仮にコレが完全ノンフィクションなら死んだ兵士は無駄死にで可哀想以外の言葉がないって感じです、最終的に自力で完遂するならまだしも国連に助けてもらって終わりですから(最初から国連と合同ならどれだけ被害が少なかったか)
戦争についてよりも、仕える人について考えさせられる作品な気がします(苦笑)
ソマリア紛争・・
1993年に起きたソマリア紛争の実態。独裁者の斬首作戦に、米軍の特殊部隊がブラックホーク(というヘリ)に乗って次々に降り立つ。ところがブラックホークが墜落(ダウン)させられ、激しい戦闘が始まる。後は映像で・・とにかく戦闘は激しい。話は変わるが、最近ニュースでは、北朝鮮の独裁者の斬首作戦で米軍の軍事介入が近いとされている。朝鮮半島の有事は北朝鮮と韓国の当事者同士で解決して欲しい。軍事介入で酷い戦闘を映画で観ると、絶対に戦争反対である・・
リドリー・スコット監督の映画らしく、見どころ満載、適度に残酷で毒があって、キビキビした迫力ある画面構成という、商業映画としてはソツのないデキ。
ネットで視聴 英語字幕
戦争映画では大勢の兵士を登場させるので、若手俳優が登場するチャンス。
公開当時に劇場で見た時には気がつかなかったが、この映画では、オーランド・ブルームが18歳の生意気な新兵役として登場する。
端役ではあるが、映画の展開上、重要な役割を果たすので、印象に残るオイシイ役どころ。
オーランド・ブルームは、当時、ロード・オブ・ザ・リングののレゴラス役、パイレーツ・オブ・カリビアンのターナー役、立て続けに大作に登場。
売り出し中の時期だった。
イケメンの大スターとなった今では、少々頭の足りないアメリカ青年を演じていたなんて想像もつかない。
今回も、あとで名前を発見して、どの場面に出ていたか確認したくらいである。
映画の方は、リドリー・スコット監督の映画らしく、見どころ満載、適度に残酷で毒があって、キビキビした迫力ある画面構成という、商業映画としてはソツのないデキ。
ただ、初期の頃のブレード・ランナーやブラック・レインを知る身としては、このアクのなさは、どうにもものたりない。
軍事介入の虚しさ
リドリー・スコット監督作。
観せる映画はさすがで、半端じゃなく長いぶっ続けの戦闘を上手く撮っている。
ただ、民兵が車で機関銃パラパラと撃ちながら通り過ぎる描写や物陰からヒョコッと無造作に走り出て撃たれるとかが多過ぎて、それがゲームみたいなチープな演出だとは思った。民兵で訓練受けていないからそうなのか?民兵側の射撃がびっくりするくらい当たらないのもリアルを追求した演出なのだろうか?
現実に忠実な演出だとしても、映画なのでそこはある程度画面映えを意識しても良かった気がする。
希望を創る為と言っていた軍事作戦の末に見えたのは、民兵や一般市民すらも含めた現地民からの剥き出しの敵意。
死んだ民兵の銃を一般の市民が拾い、発砲してくる。
この映画が示しているのは、倒しても倒しても終わらない、憎しみの連鎖の縮図だろう。
結局、そんな戦場に居れば大義や正義等は大した理由づけにならず、仲間の為と言うのが1番自分達を納得させられる理由になるのだろう。
キャスティングに関してもけっこう拘っている映画だけど、みんな同じ髪型&服装なので何回か観ないと分からん。それにしても、トム・サイズモアは良い雰囲気を出すな。
●This is WAR
93年、内戦状態にあったソマリアを国連が調停。ソマリアは停戦合意も、これを一方的に破棄。国連に宣戦布告。クリントン政権はアイディード将軍を逮捕すべく軍事介入する。後に『モガディシュの戦闘』と名付られけた戦闘の一部始終だ。将軍の副官たちを拘束すべく、一気にカタをつけようとするのだが。
この短期決戦は、ベトナム戦争後、初めて死傷者を出した戦いだ。以降、アメリカは地上作戦をやめ、ミサイルや航空機によるハイテク化を進めたともいわれる。
徹底して戦闘シーンに時間を割いた作品。「ブラックホーク・ダウン!」戦闘ヘリ、ブラックホークが墜落する。虫けらのように民兵たちを撃ちまくり、次々と仲間がやられていく。そこには兵士の悲哀とか、何が正義とかはない。ただ、ただ、銃撃戦があるのみ。生か死か。それしかない。やらなきゃ殺される。目の前で仲間が死んでいく。死にそうな仲間を必死で救う。これが戦争なのだと思う。好奇心とか、ゲーム感覚で描いているわけではなく。
こんなに刺さりまくる数々の名台詞がある作品もない。
「考えるな。撃たれるヤツ、ヘリから落ちるヤツ。君のせいじゃない。これが戦争なんだ。戦場で’もし’は無意味だ。考える時間は後でイヤほどある。」
「ひとりも残すな。最善を尽くせ」
「英雄になろうなんて、誰も望んでいない。結果としてそうなる。帰ったら君の両親に話すよ。」
そして、それぞれの真実。
米兵が再び戦地に戻る。
「故郷に帰ると皆がオレに聞く。『なぜ戦う?どうして? 戦争中毒なのか?』 と。オレは何も答えない。連中にはわからないからさ。なぜオレたちが戦うか。オレたちは仲間のために戦うんだ。そうとも。それだけさ。」
ソマリアの兵士は言う。
「アイディード将軍がいなくなれば、我々が武器を捨て、アメリカの民主主義に従い、殺し合いが終わるとでも思っているのか?だが、勝利なくして平和はないのだ。殺し合いは終わらない。それがオレたちの流儀だ。」
ベトナム戦争を描いた「ハーツ&マインド」がリフレインする。結局、武力では本質的な解決はできないのだ。アメリカの正義の押し売りはツライ。
内戦の複雑さ
ストーリー85
演出85
キャスト80
総合85
実話を描いた作品で
すごく丁寧に描写されてると感じます。
実践未経験の兵士の心情
一方でデルタチームの自信と覚悟
アメリカ軍の悲劇であり
これを機に撤退することにより
更に悪化するソマリアの実情
国家間の戦争とは違った
内戦の複雑さを物語ってます。
アメリカ側の視点なためどうしても
偏った感じにはなるけど
一見の価値ありかと思います。
戦争の狂気
すぐに終わるはずだった強襲作戦は一機のブラックホークの墜落から大規模な市街戦へと変わっていった。
どれだけ困難な状況になっても戦い続ける兵士たちは決して英雄になりたいわけではない、ただ仲間のために銃をとり戦場に向かう。
恐怖に決して挫けない男たちの姿が印象に残りました。ですがそれよりも戦争に巻き込まれた民衆の姿が一番心に残りました。地元民が墜落したヘリに押し寄せ、パイロットの死体から服を剥ぎ取り、騒ぎながら天にかかげている場面は胸が痛くなると同時に吐き気がしました。また、1人の民兵が捕らえられたアメリカ兵に「将軍が死んだら俺たちが殺し合いを止めると思っているのか」と言ったことが、人間の狂気に終わりがないことを考えさせられました。
最後にまた戦場に向かう兵士がいましたが、その勇気より戦争が何時までも続くことを感じました。
国のため、いや仲間のため
戦争に出ていく兵士はヒーローになりたいとか、国のために戦いたいとかそういうことよりも、ただ純粋に隣にいる仲間のために戦いと思っているんではないかとそう考えさせられる映画だった。
そしてその動機はなによりも偉大なものであると思う。
残酷で地獄のような戦場から生還したが、翌日再び戦場に出向くときの一人の兵士の言葉には感銘を受けた。
微妙。
仲間とのやりとりはとても面白かった。
これはアメスパやローン・サバイバーでは描かれなかった「軍隊」というものの強みがあったためだと思います。キャストも合ってました。ユアン・ブレムナーの演技はとても面白かったです。
うーん、、、
少し緊張感はあったけれどそのシーンは少ないかなと思いました。「映したい死亡」と「どうでもいい死亡」の差があったように感じたからかもしれません。
ヘリコプターのシーンはとても面白かったです。
「あ、あれRPGじゃん!」から「大丈夫さこんな傷!」みたいな台詞もありました。
結構ストレートな戦争映画だったと思います。
単細胞にもほどがある無策アメリカ
まあ これがノンフィクションの原作と言えどフィクションの作りだと思うけど この戦闘のやり方が本当なら アメリカは世界のどこでも戦闘する資格ないだろう?作戦も何もないじゃん!アメリカ兵は死ぬために戦闘に行くんだな
しかも 今この瞬間もテロの原因を作ってるんだろうな!
極上戦闘シーン
観終えて、内容より戦闘シーンのド迫力が体に染みた作品でした。また音楽とマッチしていて緊迫感がとても良かったです。
総合:80点/ストーリー:80点/キャスト:65点/演出:85点/ビジュアル:60点/音楽:95点/
じわりじわりと本物の戦闘を感じさせる
リドリー・スコット監督は苦手でして、この作品でも苦手な気持ちを再確認したところがありました。好きでないのは、まず音楽。どうにも観ている側の気持ちを露骨に煽ろうとしている感じがあるんですよね。それと、ラストあたりにバシバシ出てくる教訓めいた台詞。これも、説明的な感じがして好きじゃないんです。あと、妙に芸術めいたショットが挟まれるところ。これも、観ていて興ざめしてしまうので、止めてほしいなぁと、いつも思うのです。
しかしっ! 今回はそれでもこちらを圧倒するものがありました! やぱりそれは戦闘シーン! いつ終わるともしれない中で、ものすごい弾薬が撃ちつづけられるうちに、なんだかこちらの感覚が麻痺してくるぐらいの本物感がありました。ソマリアの人たちが迫ってくる恐ろしさも、変に演出的でなく、迫られる側の恐怖感を軸に描かれているので、視点がぶれずに見続けることができました。
あまりリドリー・スコット監督は見ていないのですが、『エイリアン』を除けば、かなり好きな作品でしたね。
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