COUNT ME IN 魂のリズム

劇場公開日:

COUNT ME IN 魂のリズム

解説

ロック界を代表するドラマーたちにスポットをあてたドキュメンタリー。

クライマックスへ向けた特別なセッションへの道のりを軸に、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、クイーンのロジャー・テイラー、アイアン・メイデンのニコ・マクブレイン、ポリスのスチュワート・コープランドといった大御所から、ロイヤル・ブラッドのベン・サッチャー、ザ・ダークネスのエミリー・ドーラン・デイビスといった若手まで、そうそうたる顔ぶれのドラマーたちが、ドラムの歴史や自身のキャリア、音楽やドラムそのものについて語り尽くす。

さらに、伝説的なジャズドラマーたちが現代のドラマーと音楽に与えてきた影響を解説しながら、それらのレガシーをロックに持ち込んだクリームのジンジャー・ベイカーの功績を紹介し、クラッシュのニック・“トッパー”・ヒードンやダムドのラット・スキャビーズらパンクバンドのドラマーたちもフィーチャーするなど、イギリス製作ならではの視点を交えて描き出す。

2021年製作/85分/G/イギリス
原題:Count Me In
配給:ショウゲート
劇場公開日:2024年3月15日

オフィシャルサイト

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映画レビュー

5.0大王降臨

2024年4月22日
iPhoneアプリから投稿

ジェームズ・ブラウンの言葉。

全ての楽器はドラムだ。
ギター、トランペット、
キーボード、その他すべて。

何故なら、

観客のハートを打ち鳴らすのがドラムだ。
心臓の鼓動こそ音楽の始まり、
ビートの根源、
だから全員ドラムを叩いているように演奏しろ!
だそうだ。

本作に出てくる人たちは、
その逆だ。

ドラムでメロディも奏でる、
ソロもすごい、
シャウトもする、
静かに語ることもできる、
扇の要、
というか、
ロックの要だ。

キース・ムーン大王、
ジンジャー・ベイカー博士、
ボンゾ皇帝も、
降臨されてまするで奉り候・・・最大級に敬う言葉が見つからない、、。

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蛇足軒妖瀬布

4.0男はもてたいからギターをするが

Mさん
2024年4月11日
Androidアプリから投稿

女はドラムが好きだから叩く
という言葉が印象に残りました。
スチュワート・コープランドやリンゴ・スター、ジョン・ボーナムなどのメジャー中のメジャーの方々はわかりましたが、8割方の方々は、知らない人でした。でも、みんなドラムが好きなのがわかって、ライブシーンも多く、楽しむことができました。
ジェス・ボーウェンさんは知り合いの人にそっくりでビックリしました。

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M

4.0英国制作なので英国寄り

2024年4月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

楽器切りの音楽ドキュメンタリーってめずらしい。大御所、中堅、若手と次々にドラマーたちが登場してドラム愛を語る作品。

上映時間わずか85分を短いタームで章立てしいるので飽きないし、ビートルズ、ストーンズ、ザ・フーの60年代英御三家から始まって、ハードロック、プログレ、パンク、メタル、グランジ、ミクスチャー等々…とゆるめの時系列でバンドやドラマーが紹介されるのでわかりやすい。キース・ムーンだけは多少、尺を取ってキャラを観せていて、ほかは表面を掬い取ってる感じだが(ヒューマン・リーグの電子ドラムの話は必要あんの?)、しっかり紹介し出したら何時間あっても足りないだろうし、自分の音楽嗜好のかなり真ん中に刺さってきてることもあり曲に合わせて手足を動かしたくなる衝動に駆られた(周りがいい迷惑)。

最後に何人かのドラマーたちが集まってのドラム・セッションがあるのだが、いまいち盛り上がらないこともあり、日本語サブタイの「魂のリズム」はやや大袈裟な気が…。「ドラムだいすき!」ってぐらいか。

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ジョンスペ

3.5飾りじゃないよのドラムは

2024年4月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

ここに出てくるドラマーたちは色々な年代でバックボーンもそれぞれだが、リズムによるコミュニケーションの表現者としての喜びや憧れたドラマーをそれぞれ語ってくれる。
往年のロックドラマーや新しいパンクバンドやラップミュージックのドラマーたちがリスペクトする大物たちの名前を聞くと、へぇ~となる。
60年後半から70年代前半のロックの洗礼を受けた年代としては、いまや長老となったイアン・ペイスと32才であの世に行ったジョン・ボーナムは双璧だ。
ジョン・ボーナムのグルーブ感が出せるとめっちゃキモチいい。ボンゾといえば、LOUDNESSの樋口宗孝は50歳目前で他界。

確かにブルースロックをイギリスから逆輸入されたアメリカのミュージシャンからすると、クリームの変人ジンジャー・ベイカーはジャズドラムの要素が濃い教祖だけれども、彼のスタイルの完コピは難しくて、しかも、あまりノレないので結構辛い。クリーム解散後ジンジャー・ベイカーはアフリカン・ミュージックに向かって行く。
ザ·フーのキース·ムーンの歌うようなエモーショナルなパフォーマンスはややもすればバンドメンバーから敬遠されがちだが、それを受け入れるメンバーに恵まれた。私は昭和の歌謡曲の編曲にあるようなエモーショナルなドラムが結構好き。
バンドはライブ。
かっこいいフィルインやグルーブはロックには欠かせない。
ドラマーがしっかりしていないバンドは続かない。個性的なドラマーの存在はロックバンドにとって大きな推進力。ロックバンドの多くは様々ないざこざにより常に崩壊·解散の危険性を孕んでいる。ドラマーのキャラクターや懐の深さがバンドの命綱になるのは本当にその通り。その一方でエキセントリック過ぎる伝説のドラマーは早死傾向にある。そんなハチャメチャで豪快なドラマーたちの中で、私が選ぶ3巨塔はジョン・ボーナム、キースムーン、コージー·パウエル。27才でこの世を去ったロックスターはジミヘンを筆頭に有名どころが目白押しだが、ドラマーの早逝伝説は32歳。コージーパウエルは50歳だったが、一時期プロレーサーでもあった彼はアウトバーンで泥酔してスポーツカーを運転中、ガールフレンドと携帯電話していて中央分離帯に突っ込んで事故死。ダブルバスドラのスビードもすごかったが、速さの王様だった彼にはは本望だったに違いない。
ドラマーの厄年は32歳の次は50歳前後。男更年期を乗り切るのが難しいのかも。
イアン・ペイスはほんとに長生き。真面目なんだね。ちなみにイアン・ペイスに憧れて、PearlとZildjianのシンバルを揃えていました。車は中古だったから車の3倍以上ドラムに使った。
ドラム·ドクターのロス·ガーフィールドの広大な倉庫に行ってみたい。
現役女性ドラマーが4人出演するが、みんな本当にかっこいい。プレイではシンディ·ブラックマン·サンタナがダントツにクールだったが、サマンサ·マロニーがモトリー・クルーのツアーにランディ·カスティロのかわりに丸1年参加した話はとてもムネアツ。

どなたか破天荒ドラマー列伝の映画を作ってくれないかなぁ~ 人材の宝庫だもんね。

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カールⅢ世