劇場公開日 2017年3月11日

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「主人公の眼差しが良い」クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0主人公の眼差しが良い

2019年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

やたらと評価の高いエドワード・ヤン監督のこの映画。デマンドで。
まず長い4時間。必然があったかということならあった、だが長い。

役の名前と顔が一致せず。暗い画面も多く、どういう関係のどういう誰が何してるのか理解するのに一苦労。これは物語としては欠点でしかない。あと当時の台湾の情勢をある程度知っていなければ分からない点も多い。予習と解説ありきの映画ではなぁ。

ただ、各ショットの決まり具合、効果的な音響、ヒリヒリとした緊張感など見所は多々あり。
しかし敢えて言うと、思春期の少年が群れてあだこだ言う姿には共感しなかったし、こじらせボーイがテンパってやった犯罪話でしかない。やたらめったらな高評価には?です。

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散歩男