朝がくるとむなしくなる

劇場公開日:

朝がくるとむなしくなる

解説

「寝ても覚めても」の唐田えりかと「ソワレ」の芋生悠が共演し、人生に諦めを感じていた女性が、同級生との再会をきっかけに自分らしさを取り戻していく様子を描いた再生の物語。初長編作「左様なら」で注目された新鋭・石橋夕帆監督の長編第2作。

会社を辞め、コンビニでアルバイトとして働く24歳の希。バイト先でもなかなかなじめず、実家の親にも退社したことをいまだ伝えられないまま、今日もむなしい思いで朝を迎える。そんなある日、中学時代のクラスメイトだった加奈子がバイト先にやってくる。最初はぎこちなく振る舞う希だったが、何度か顔を合わせるうちに、加奈子と距離を縮めていく。加奈子との偶然の再会が、希の日常を少しずつ動かし始めて……。

石橋監督が当て書きしたという唐田えりかが主人公の希を演じ、「左様なら」に続いて石橋監督とのタッグとなる芋生悠が加奈子に扮した。

2022年製作/76分/G/日本
配給:イーチタイム
劇場公開日:2023年12月1日

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映画レビュー

3.5働きすぎ日本の暗黙キツすぎ、これでいいじゃん

2024年3月23日
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2023年劇場鑑賞74点 秀作 67点

公開日の1番早い時間に鑑賞し、取り急ぎのレビューになります。後日書き直すため雑ですが悪しからず。

まず、1時間半と見やすい上映時間ながら、小さい物語を丁寧に描いていた印象です。

親の元を出て数年、新卒入社した会社のブラックな体質等で周り見たく容量よくやっていくことができず退社し、、、、(続きは後ほど

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サスペンス西島

3.5唐田のPV的な作品?

2024年2月9日
Androidアプリから投稿

彼女の作品はこれまで観たこと無かったけど干されてると思ってたらそうでもなく出演 むしろ東出が追放されてる?
でもメジャーな作品は少ないので今後に期待
今は昔みたいにメジャーな作品と併映とか無理なのかな?

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ゆたぼー

5.0静かなだけじゃない

Mさん
2024年2月2日
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M

3.5呪われること、呪いから解き放たれること

2024年2月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

今日、横浜のジャックアンドベティで観たのだけど、上映前になんと東出昌大の「WILL」の予告編が流れた。意図的ではなく偶然なのだろうけど、映画業界の狭さを感じた。
唐田えりかはさぞ大変だったのだろう。
就職した先がブラック企業で、消耗しきって退職し、でも国もとには戻らずそのままコンビニでバイトしながら一人暮らししている飯塚さんが主人公。パワハラ、いじめ、カスハラといった彼女を傷つける事柄が背景にある。ハラスメントはやる人を啓蒙すればなくなるというのはウソで、加害者は被害者に憎悪をぶつけ苦しめることで自らの精神的なバランスを取ろうとしている。つまり積極的にハラスメントをする事情がある。一方、ハラスメントされた側はその時だけでなく心に傷を負う。これは丑の刻まいりと同じで呪いをかけられていることになる。例えば、冒頭出てくるショートホープのおっさん。典型的なカスハラですが、飯塚さんは後々までこの件で苦しんでいる。つまり呪いをかけられた。そして社会が分断化、多様化するなかで呪いをかけられる人はますます増え、呪いのかけ方も巧妙になってきている。
被害者が頑張って前を向けばいいんだとかいうのもウソで、元々他者にかけられた呪いを加害者本人のガッツだけで祓うことはできない。
じゃあどうすればよいのか。「呪う」の反義語は「祝う」です。つまり他者にかけられた呪いは別の他者から祝ってもらうことで祓うことができる。この「祝う」はお祝いごとのことではなく、祝福されることです。つまり自分のことを思いやり、行く末が幸多かれと祈ってもらうこと。
映画に戻りますが、飯塚さんは大友さんという友達を得ること、そして疎遠にしていた母親との絆を取り戻すことで、彼女たちから祝福を受けることができました。かけられた呪いから解き放たれる見込みが見えてきた。トンネルの出口は近い。繰り返しになりますが人にかけられた呪いを人から受ける祝福で祓う、そういった構造の映画だと思います。
確かにこの映画でヒロインを演じるのは唐田えりかが適任かもしれない。映画に出てそこでの演技に共感してくれる観客を得るということは唐田さんにとって祝福を受けているっていうことに多分なるんだろうなと思います。

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あんちゃん
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