劇場公開日 2024年4月19日

「期待度○鑑賞後の満足度○ 奈良県川上村、良い処です。都会人、都会に憧れる人にとっては何もない処だけど人間が生活する最低限のものがあれば良いと思う人には何でも有る処。そこに流れる空気を描いた様な映画。」霧の淵 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5期待度○鑑賞後の満足度○ 奈良県川上村、良い処です。都会人、都会に憧れる人にとっては何もない処だけど人間が生活する最低限のものがあれば良いと思う人には何でも有る処。そこに流れる空気を描いた様な映画。

2024年4月27日
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①饒舌な映画ではない。というか寡黙と言った方が良いかもしれない。
映像で語る、というか映像から観客に想像させる映画らしい映画と言える。
ただ、あまり観念的過ぎるのも困るが、しし師匠筋に当たる(?)河瀨直美の映画ほど観念的ではない。
下記で述べるように演出力には確かなものがあるので、もう少し語り口の巧さを身につければ面白い監督になるかも知れない。

②感心したのが、祖父がいなくなってから母娘二人だけで三回食事をするシーン。
まるで普通の家でその家の人が普通にご飯を食べているところを見ていると錯覚するくらいのナチュラルさである。
演出しているのだが演出しているように見えないのは実はとても難しい。

もーさん