コラム:熱狂!インド映画天国 この沼はスパイシー - 第4回

2023年2月28日更新

熱狂!インド映画天国 この沼はスパイシー

「バーフバリ」ロケ地巡りツアーでは何を“目撃”できる? 超巨大映画スタジオと生中継

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この“沼”にハマってしまったら、抜け出すことは難しい……。本コラムでは、熱狂的信者を生み出し続ける“インド映画の魅力”を存分に伝えていきます!

今回のテーマは、映画.comとHISによる共催企画「映画『バーフバリ』ロケ地巡りツアー」。オンラインで生中継を行う「Ramoji Film City(ラモジ・フィルムシティ)」は一体どんな場所? そして、同ツアーでは何が“目撃”できる? 概要と見どころを紹介していきます!


●「バーフバリ」が撮影された! 旅先は世界最大の映画スタジオ

ツアーで訪れることになるのは、映画スタジオ「Ramoji Film City(ラモジ・フィルムシティ)」(インド・ハイデラバード)。1996年、映画プロデューサーのラモジ・ラオ氏が創設し、世界一巨大な映画スタジオとしてギネス世界記録にも登録されています。敷地内には撮影スタジオだけでなく、ホテルやテーマパークなどが存在。映画製作者にとっての“楽園”であり、観光客にとっては“夢の国”でもあるんです。

数多くのインド映画が同地で撮影されており、今回の旅でフォーカスするのは「バーフバリ 伝説誕生」「バーフバリ 王の凱旋」。インド映画として初めて全米映画興行収入ランキングでトップ10入りを果たし、日本でもロングランヒットを記録した伝説の2部作です。第95回アカデミー賞歌曲賞(主題歌賞)ノミネートでも話題となっている「RRR」のS・S・ラージャマウリが、監督を務めています。

伝説の戦士バーフバリの壮絶な愛と復讐の物語――。まずはあらすじを紹介しておきましょう!

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▼「バーフバリ 伝説誕生
 巨大な滝の下で育った青年シヴドゥは、滝の上の世界に興味を持ち、ある日滝の上へとたどり着く。そこでシヴドゥは美しい女戦士アヴァンティカと出会い、恋に落ちた。彼女の一族が暴君バラーラデーヴァの統治する王国との戦いを続けていることを知ったシヴドゥは、戦士となって王国へと乗り込んで行く。そこでシヴドゥは、25年もの間幽閉されている実の母の存在と、自分がこの国の王子であることを知る。

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▼「バーフバリ 王の凱旋
 蛮族カーラケーヤとの戦争に勝利してマヒシュマティ王国の王に指名されたアマレンドラ・バーフバリは、クンタラ王国の王女デーヴァセーナと恋に落ちる。しかし王位継承争いに敗れた従兄弟バラーラデーヴァは邪悪な策略で彼の王座を奪い、バーフバリだけでなく生まれたばかりの息子の命まで奪おうとする。25年後、自らが伝説の王バーフバリの息子であることを知った若者シヴドゥは、マヘンドラ・バーフバリとして暴君バラーラデーヴァに戦いを挑む。


●どんな場所を巡る? 「バーフバリ」の“あの場所”が続々登場

今回のオンラインツアーでは、そんな「バーフバリ」内の超重要シーンが撮影されたロケ地、アイテムなどが続々と登場する予定となっています。では、どのようなものを見ることができるのでしょうか? 今回の企画、事前にリハーサルを行っているのですが、そこではこんなものを“目撃”することができたんです……!

▼「バーフバリ 伝説誕生」の冒頭に登場する“シヴァリンガ”(シヴドゥが滝まで運ぶ)。実際に持つことができ、シヴドゥになりきることも可能

▼各所ではためいているマヒシュマティの国旗

▼デーヴァセーナが25年間幽閉されていた檻。実際に中に入ることもできる(その近くには“枝を投げ入れる”超重要な場所も…!)

▼「バーフバリ 王の凱旋」冒頭、アマレンドラ・バーフバリとともに現れる超巨大神輿(細部の作り込みがすごい…!)

▼少年時代のアマレンドラ・バーフバリと忠臣カッタッパが昼食をシェアするシーンで登場する場所

▼バラーラデーヴァの黄金像

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このほかに「バーフバリ」ファンであれば、思わず歓喜の雄叫びをあげてしまうような場所&アイテムが多数お目見えする予定です。

しかも、今回のツアーは「バーフバリ」ロケ地を巡るだけではありません。「Ramoji Film City(ラモジ・フィルムシティ)」の中心地から「バーフバリ」ロケ地へと向かうため、その道中にも見どころが盛りだくさん。数々の映画の撮影に使用されたセット(寺院、刑務所、空港、駅舎などなど)だけでなく、飲食施設や土産物屋なんてものも見ることができるかもしれません。園内はバス移動が基本となっており、周囲には現地の来場者の姿も。まるでその場にいるかのような、ライブ感満載の映像を日本から楽しむことができるんです!

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●「王国」を何度も訪れた“黄金コンビ”がナビゲート!

ツアーのスピーカーを担当するのは、楽しいインド案内人アンジャリさん。1997年の初渡航以来、インド映画とインド文化をこよなく愛し、その楽しさやおもしろさを伝えるべく、映画ロケ地巡りなどテーマのあるツアーを企画。2018年6月以降、「はじめての王国ツアー」として、「Ramoji Film City(ラモジ・フィルムシティ)」をはじめ、テルグ語映画の本拠地ハイデラバードを巡るツアーを開催されています。

現地からのリアルタイム配信を行ってくれるのは、現地ガイドのモハンさん。この方、実は「はじめての王国ツアー」でアンジャリさんと何度もタッグを組んでいる人物。そんな黄金コンビによるナビゲートで「Ramoji Film City(ラモジ・フィルムシティ)」の魅力をたっぷりと伝えていきます。

ツアー催行日は、3月4日(土)15時~16時30分(約90分)。視聴は、1端末(PC、タブレット、スマホ等)につき最大5名まで可能となっています。「その日は予定が……」「もしかしたら視聴できないかもしれない……」という方、ご安心ください。参加者全員に「ツアー終了後、7日間の見逃し配信が可能」という特典がプレゼントされます。

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しかも、ツアーの視聴に加え、配信サービス「シネマ映画.com」にて、インターナショナル版にシーンを追加した「バーフバリ 伝説誕生 完全版」「バーフバリ 王の凱旋 完全版」が鑑賞できるんです!(チケットプランの価格は2600円。映画の視聴は、シネマ映画.comに会員登録【無料】する必要がある。ツアー視聴のみのプランは、オンライン体験見放題サービス「IKU×MIRU」加入者限定)。

「映画『バーフバリ』ロケ地巡りツアー」の詳細はこちら!

ツアー予約は、開始前まで可能となっています。ぜひご参加ください!

シネマ映画.comで今すぐ見る

筆者紹介

映画.com編集部のコラム

映画.com編集部のメンバーが、熱狂的信者を生み出し続ける“インド映画の魅力”を存分に伝えていきます!

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