全米映画ランキング : 2021年8月6日~2021年8月8日

全米映画ランキング:2021年8月10日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2021年8月6日~2021年8月8日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 1 26,550,000 26,550,000
2 1 ジャングル・クルーズ

Jungle Cruise
「ジャングル・クルーズ」

Walt Disney
(ディズニー)

2 15,693,000 65,317,454
3 3 オールド

Old
「オールド」

Universal
(東宝東和)

3 4,140,000 38,523,000
4 4 ブラック・ウィドウ

Black Widow
「ブラック・ウィドウ」

Walt Disney
(ディズニー)

5 4,007,000 174,358,784
5 5 スティルウォーター

Stillwater
「スティルウォーター」

Focus Features
(パルコ)

2 2,860,000 10,000,000
6 2 グリーン・ナイト

The Green Knight
「グリーン・ナイト」

A24
(トランスフォーマー)

2 2,596,000 12,167,727
7 6 スペース・プレイヤーズ

Space Jam: A New Legacy
「スペース・プレイヤーズ」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

4 2,475,000 65,646,000
8 7 G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ 3 1,625,000 26,002,000
9 9 エスケープ・ルーム2 決勝戦 4 1,250,000 23,040,000
10 6 ワイルド・スピード ジェットブレイク 1 1,230,000 171,034,000

ジェームズ・ガン監督による新「スーサイド・スクワッド」が首位デビュー

8月に入った全米ボックスオフィス。先週末はワーナー/DCコミックスの最新作「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」が公開され、約2660万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。

同作はマーベルの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズで知られるジェームズ・ガン監督がDCの「スーサイド・スクワッド」(2016)をリブートした作品。前作は批評家・観客の双方から酷評されたにもかかわらずOP興収約1億3340万ドル、北米最終興収約3億2500万ドル、全世界興収約7億4700万ドルというメガヒットを記録したが、5年前と同じ8月5日に公開された今作は、批評家・観客から多くの絶賛評を集めたにもかかわらず、前作より1億ドル以上少ないOP興収になってしまうという皮肉な結果となってしまった。

ワーナー配給作品なのでHBO MaxのPVODに加え、北米でのデルタ株の感染拡大もあり、5年前とは状況が大きく異なってはいるが、今作のOP興収は今後のスタジオの戦略にも影響が出てくるかもしれない。出演はマーゴット・ロビー、イドリス・エルバ、ジョン・シナ、ジョエル・キナマン、ビオラ・デイビス、マイケル・ルーカー、ジェイ・コートニー、アリシー・ブラガの他、声の出演でシルベスター・スタローン。

2位は前週首位だったドウェイン・ジョンソン&エミリー・ブラント主演のアドベンチャー「ジャングル・クルーズ」。2週目の週末は約1570万ドルの興収で累計は約6530万ドルに。3位は前週と変わらずM・ナイト・シャマラン監督のスリラー「オールド」。3週目は約410万ドルの興収で累計を約3850万ドルとしている。

そして4位はディズニー/マーベルの「ブラック・ウィドウ」。公開形態をめぐり主演女優のスカーレット・ヨハンソンが配給のディズニーに対して訴訟を起こすなど話題に事欠かない作品だが、先週末に北米累計を約1億7400万ドルとし、累計約1億7100万ドルの「ワイルド・スピード ジェットブレイク」を抜き、今夏公開最大のヒット作、そして今年の北米興収暫定1位に躍り出た。ディズニープラスのPVODもありながら、今夏最大のヒット作になるあたり、さすがマーベルブランドといったところか。

今週末は「ソウルの女王」アレサ・フランクリンの生涯を描いた伝記映画「Respect」(ジェニファー・ハドソン主演)、スティーブン・ラング主演の大ヒットホラー続編「ドント・ブリーズ2」、ライアン・レイノルズ主演のSFアクションコメディ「フリー・ガイ」などが公開される。

2021年8月10日更新 藤井竜太朗

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