全米映画ランキング : 2021年1月15日~2021年1月17日

リーアム・ニーソン主演のアクションドラマ「The Marksman」がV

キング牧師記念日の連休を迎えた先週末の全米ボックスオフィスは、リーアム・ニーソン主演のアクションドラマ「The Marksman」が約325万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。

昨年10月にコロナ・パンデミック下で公開されたニーソン主演作「Honest Thief」と同じくオープン・ロード・フィルムズが配給した同作。米アリゾナ州の国境の町で牧場を営む初老の元海兵隊員(ニーソン)が、麻薬組織から追われているメキシコ人の少年を助け、逃走しながら組織の殺し屋を迎え撃つロードムービー。舞台を米西部に置き換えた「グロリア」(1980年/ジョン・カサベテス監督)といった趣の作品で、元海兵隊員と少年の間で育まれる友情も描かれる。メガホンをとったのは1990年代中頃からクリント・イーストウッドの右腕としてプロデューサーや助監督を務め、イーストウッド主演作「人生の特等席」(2012)で長編デビューを飾ったロバート・ロレンツ。

2位は、3週連続の首位から陥落したワーナー/DCコミックスの「ワンダーウーマン 1984」。先週末は260万ドルを稼ぎ、累計は約3580万ドルに。4位は北米で配信が開始されたトム・ハンクス&ポール・グリーングラス監督による西部劇「News of the World」で公開4週の累計は約850万ドルにとどまっている。

その他、8位にはディズニーアニメ「ラマになった王様」のリバイバルがランクインした。

今週末はジョエル・キナマン、ライアン・フィリップ共演のR指定アクションドラマ「The Sound of Philadelphia」などが公開となる。

順位 / 先週順位 / タイトル「邦題」 / 配給(日本配給) /上映週
1 / 初 / The Marksman / Open Road / 1
2 / 1 / Wonder Woman 1984「ワンダーウーマン 1984」/ Warner Bros.(ワーナー)/ 4
3 / 2 /The Croods: A New Age / Universal / 8
4 / 3 / News of the World / Universal(ネットフリックス)/ 4
5 / 4 / Monster Hunter「モンスターハンター」/ Screen Gems(東宝/東和ピクチャーズ)/ 5
6 / 5 / Fatale / Lionsgate / 5
7 / 6 / Promising Young Woman / Focus / 4
8 / 初 / The Emperor's New Groove「ラマになった王様」 / Walt Disney / 1
9 / 8 / The War with Grandpa / 101 Studios / 15
10 / 7 / Pinocchio / Roadside Attractions / 4

2021年1月19日更新 藤井竜太朗

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