全米映画ランキング : 2018年5月4日~2018年5月6日

全米映画ランキング:2018年5月8日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2018年5月4日~2018年5月6日
(金額・順位は確定後のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 アベンジャーズ インフィニティ・ウォー 2 112,474,000 450,806,540
2 オーバーボード 1 14,750,000 14,750,000
3 2 クワイエット・プレイス

A Quiet Place
「クワイエット・プレイス」

Paramount
(東和ピクチャーズ)

4 7,600,000 159,894,386
4 3 アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング 3 4,900,000 37,798,283
5 4 ランペイジ 巨獣大乱闘

Rampage
「ランペイジ 巨獣大乱闘」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

4 4,620,000 84,784,310
6 タリーと私の秘密の時間

Tully
「タリーと私の秘密の時間」

Focus Features
(キノフィルムズ)

1 3,185,000 3,185,000
7 5 ブラックパンサー

Black Panther
「ブラックパンサー」

Walt Disney
(ディズニー)

12 3,146,000 693,126,615
8 7 トゥルース・オア・デア 殺人ゲーム 4 1,885,000 38,235,360
9 6 だめんず・コップ2 3 1,815,000 25,445,701
10 バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり 1 1,758,000 1,758,000

「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」がV2 C・セロン主演コメディが6位に

先週末の全米ボックスオフィスは、前週オープニング興収の新記録で首位デビューを果たした「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」が2週目にもかかわらず1億ドル超の興収を維持し、再び首位に立った。

同作の10日間での累計は約4億5000万ドルを記録、全世界ではすでに10億ドルを軽く突破し11億6400万ドルとなっている。最終興収は現段階では北米で7億ドル、全世界で20億ドルが見込まれているが、果たしてどこまで近づけるか。ちなみに歴代興収1位のジェームズ・キャメロン監督「アバター」(09、10年)は北米で約7億6000万ドル、全世界で約27億8790万ドルを稼いでいる。

約1475万ドルのOP興収で初登場2位となったのは、メキシコのスター、エウヘニオ・デルベスとアンナ・ファリス共演のラブコメディ「Overboard」。リッチで高慢なプレイボーイのメキシコ人・レオナード(デルベス)は、ヨットの清掃にきたケイト(ファリス)を邪険に扱い、賃金を払わず返してしまう。だがその後レオナードは船外(Overboard)に転落し記憶喪失になり入院。それを知ったケイトは復讐するために「レオナードは自分の夫」と嘘をつき、家に住まわせ子供たちの世話などをさせるが……というストーリー。ゴールディ・ホーン&カート・ラッセル共演による「潮風のいたずら」(1987年/ゲイリー・マーシャル監督)を男女を逆にしてリメイクした作品で、レビューはそれほど良くなかったが、デルベス主演作では昨年公開の「How to be a Latin Lover」のOP興収約1230万ドルを上回る過去最高のスタートとなった。共演はエバ・ロンゴリア、ジョン・ハナ。

6位に初登場したのは「ヤング≒アダルト」の脚本家ディアブロ・コーディ、監督ジェイソン・ライトマン、主演シャーリーズ・セロンの3人が再結集したコメディ「Tully」。3人の幼子を抱えて奮闘する母親と若いベビーシッターとの友情が描かれる。共演は「ブレードランナー 2049」のマッケンジー・デイビスに、ロン・リビングストン、マーク・デュプラス。批評家からは高い評価を得ているが、1350サイトで約318万ドルのOP興収はやや期待はずれ。今週末の「母の日」での奮起を期待したい。

その他、ローランド・エメリッヒ監督の盟友で昨年「ジオストーム」で長編監督デビューを果たしたディーン・デブリンのホラー「Bad Samaritan」が10位に滑り込んだ。

今週末は、メリッサ・マッカーシー主演のコメディ「Life of the Party」、ガブリエル・ユニオン主演のスリラー「Breaking In」が公開となる。

2018年5月8日更新 藤井竜太朗

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