全米映画ランキング : 2011年2月25日~2011年2月27日

全米映画ランキング:2011年2月28日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2011年2月25日~2011年2月27日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 3 Gnomeo & Juliet

Gnomeo & Juliet

Touchstone

3 14,213,000 75,147,000
2 ホール・パス 夢の独身許可証 1週間限定 1 13,420,000 13,420,000
3 1 アンノウン

Unknown
「アンノウン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 12,435,000 42,840,000
4 4 ウソツキは結婚のはじまり 3 11,100,000 79,355,000
5 2 アイ・アム・ナンバー4

I Am Number Four
「アイ・アム・ナンバー4」

DreamWorks/Walt Disney
(ディズニー)

2 11,036,000 37,744,000
6 6 ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー 3 9,200,000 62,776,000
7 7 英国王のスピーチ

The King's Speech
「英国王のスピーチ」

The Weinstein Company
(ギャガ)

14 7,618,000 114,509,000
8 5 ビッグママ・ハウス3 2 7,550,000 28,574,000
9 ドライブ・アングリー3D

Drive Angry 3D
「ドライブ・アングリー3D」

Summit Entertainment
(日活)

1 5,131,000 5,131,000
10 8 ザ・ルームメイト 4 2,050,000 35,928,000

アニメ「Gnomeo & Juliet」がV。O・ウィルソン主演のコメディは2位

2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィス。アカデミー賞直前とあって、例年通り全体的に低調な中、公開3週目のアニメ「Gnomeo & Juliet」が約1420万ドルの興収で首位に立った。

同作の公開17日間の累計は約7500万ドル。それほど強力なデビューでなかったにもかかわらず、1億ドル突破も視野に入ってきた。

僅差で2位デビューとなったのは「メリーに首ったけ」「ふたりにクギづけ」などで知られるファレリー兄弟の新作「Hall Pass」。長年連れ添った妻から「1週間限定で結婚生活を忘れて何をしてもいい」という許可証(=Hall Pass)を与えられた中年男2人のドタバタコメディ。主演は「幸せの始まりは」「Little Fockers」と最近出ずっぱりの感があるオーウェン・ウィルソンと、本作で映画初主演を果たした人気コメディアンのジェイソン・サダイキス。首位とはわずか80万ドルの差なので、公式発表後には順位が逆転して首位に立つ可能性も。もしそうなれば、ファレリー兄弟としては、この10年で最初の全米ナンバーワンヒットとなる。

3位は前週首位だったリーアム・ニーソン主演「身元不明」。10日間の累計興収は約4200万ドルで、この調子だと最終興収は7000万ドル強といったところか。4位「Just Go with It」の累計は約8000万ドル。こちらは1億ドル突破が見えてきた。やはりアダム・サンドラーはアメリカ国内では強い。

前週と同じく7位にランクインしたのは、今年のアカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞の4冠に輝いた「英国王のスピーチ」。14週間の累計興収は約1億1450万ドル。オスカー受賞効果で最終興収がどこまで伸びるか注目したい。

そして、初登場9位という不名誉なデビューを飾ったのはニコラス・ケイジ主演の「Drive Angry 3D」。約510万ドルという成績は「アバター」以降の3D映画では最低のオープニング興収。ニコラス・ケイジとしては、今年1月公開の「シーズン・オブ・ザ・ウィッチ」と同様に厳しいスタートとなった。

2011年2月28日更新 藤井竜太朗

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