渡辺千穂 : ウィキペディア(Wikipedia)

渡辺 千穂(わたなべ ちほ、1972年10月18日羽鳥アナ、脚本家の渡辺千穂さんと再婚 日刊スポーツ 2014年11月9日 - )は、日本の脚本家。

東京都出身。シナリオ作家協会会員。夫はフリーアナウンサーの羽鳥慎一

略歴・人物

東京都出身。

OLとして企業に勤務していた2000年、もともと本が好きだったことから「何かを書きたい」と思いたち、書店で手に取ったテレビドラマ『ふぞろいの林檎たち』のシナリオ本をきっかけに脚本家の道を志す『べっぴんさん』脚本家、OL時代に訪れたデビューの転機 - 女性自身 2017年3月24日。デビュー前に作成した脚本のプロットがテレビ局のプロデューサーの目に留まったことで、2002年のテレビドラマ『天体観測』(関西テレビ)で脚本家としてデビューを果たす。

以来、テレビドラマを中心にコメディや恋愛ドラマを数多く手掛ける。2010年の『泣かないと決めた日』(フジテレビ)では女性同士の職場イジメをテーマに人間の裏表を隠すことなくリアルに描いて注目を集め、2014年の『ファーストクラス』(フジテレビ)では女性の格付け「マウンティング」を描いて話題を呼ぶ。複数の登場人物を書き分けて1つの物語として構成する手腕が高く評価され、また「りんとした気品を感じた」との評も受けて、2016年後期のNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』夫の羽鳥慎一は朝ドラの総合テレビ本放送の裏番組『モーニングショー』の司会を担当している。の脚本を担当する。

私生活では、2012年8月にテイクオフ社長主催の会食で知り合い同年11月頃より交際していた同事務所所属のフリーアナウンサー羽鳥慎一と、約2年の交際期間を経て2014年8月18日に結婚。2016年1月13日の連続テレビ小説『べっぴんさん』の制作発表会見において臨月であることを公表し、同月下旬に第1子となる女児を出産出産後に変化…脚本家が書き換えた『べっぴんさん』の台詞 - 女性自身 2017年3月24日。

作品

テレビドラマ

  • 天体観測(2002年7月 - 9月、関西テレビ)
  • 14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜(2003年7月 - 9月、読売テレビ)
  • ケータイ刑事 銭形シリーズ (BS-i → BS-TBS)
    • ケータイ刑事 銭形泪(2004年)
    • ケータイ刑事 銭形零(2004年 - 2005年)
    • ケータイ刑事 銭形雷(2006年)
    • ケータイ刑事 銭形海(2007年 - 2008年)
    • ケータイ刑事 銭形命(2009年)
  • 天国への応援歌 チアーズ〜チアリーディングにかけた青春〜(2004年4月、日本テレビ)
  • 新札発行記念ドラマ『樋口一葉物語』(2004年11月、TBS)
  • TOKYO MICHIKA 東京ミチカ 第1話(2005年、フジテレビ)
  • 恋する日曜日 セカンドシリーズ(2005年、BS-i)
    • 第1回・第2回「終わらない歌」(前・後編)
    • 第3回・第4回「すばらしい日々」(前・後編)
    • 第7回「僕の森」
    • 第8回「僕の部屋から」
    • 第10回「Baby★Baby」
    • 第13回「逢えない夜を抱きしめて」
    • 第14回「史上最大の作戦」
    • 第17回-第19回「恋の唄(前・中・後編)
    • 第23回「朗読劇 東京タワー」
  • 文學の唄 恋する日曜日(2005年、BS-i)
    • 第3回・第4回「接物を盗む女」(前・後編)
    • 第11回「彼女の告白」
    • 第13回「老妓抄」
  • Girl's BOX(2005年、BS-i)
    • 第3回「クリスマスのゆくえ」
    • 第4回「いもうと」
  • 危険なアネキ(2005年10月 - 12月、フジテレビ)
  • もうひとつのシュガー&スパイス(2006年、フジテレビ)
  • 恋する日曜日 第3シリーズ(2007年、BS-i)
    • 第1回・第2回「綾子の恋」(前・後編)
    • 第6回「失恋の傷の癒し方」
    • 第8回・第9回「はじめての恋」(前・後編)
    • 第12回・第13回「卒業〜春の嘘」(前・後編)
    • 第14回「尽くす女の恋」
    • 第15回「明日の笑顔」
    • 第21回「近くて遠い恋」
    • 第22回「お引越し」
    • 第23回「おにぃの恋」
    • 第25回「三姉妹」
  • 今を生きる祖母(2007年、BS-i)
  • パパとムスメの7日間(2007年7月 - 8月、TBS)
  • だいすき!!(2008年1月 - 3月、TBS)
  • 第8回「部長編」(2008年3月、フジテレビ)
  • 東京少女シリーズ (BS-i → BS-TBS)
    • 東京少女水沢エレナ(2008年5月) 第1回・第2回「君の歌」(前・後編)
    • 東京少女岡本杏理(2008年8月) 第4回・第5回「旅」(前・後編)
    • 東京少女ユ・ソルア(2009年3月) 第4回「西北西少女」
  • 赤い糸(2008年12月 - 2009年2月、フジテレビ)
  • 松本清張ドラマスペシャル「山峡の章」(2010年1月、フジテレビ)
  • 泣かないと決めた日(2010年1月 - 3月、フジテレビ)
    • 絶対泣かないと決めた日〜緊急スペシャル〜(2010年7月、フジテレビ)
  • 東京リトル・ラブ セカンドシーズン(2010年6月 - 8月、フジテレビ)
  • 名前をなくした女神(2011年4月 - 6月、フジテレビ)
  • 世にも奇妙な物語 21世紀 21年目の特別編「分身」(2011年5月14日、フジテレビ)
  • 宮部みゆきスペシャル「魔術はささやく」(2011年9月9日、フジテレビ)
  • 最高の人生の終り方〜エンディングプランナー〜(2012年1月 - 3月、TBS)
  • NTTドコモ 20周年スペシャルドラマ夢の扉特別編「20年後の君へ」(2012年7月1日、TBS)
  • 息もできない夏(2012年7月 - 9月、フジテレビ)
  • サキ(2013年1月 - 3月、関西テレビ)
  • プレミアムドラマ「歩く、歩く、歩く〜四国 遍路道」(2013年1月20日、NHK BSプレミアム)
  • 神様のイタズラ(2013年2月4日 - 25日、全4回、BS-TBS)
  • 金曜ロードSHOW!「人生がときめく片づけの魔法」(2013年9月27日、日本テレビ系)
  • 福岡発地域ドラマ「苦くて、甘い〜希望の茶〜」(2013年10月25日、NHK総合・九州沖縄地方 / 2014年3月10日、NHK BSプレミアム・全国放送)
  • ファースト・クラス(2014年4月 - 6月、フジテレビ)
  • 珈琲屋の人々(2014年4月 - 5月、NHK BSプレミアム)
  • 悪貨(2014年11月 - 12月、WOWOW)
  • 私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな(2014年11月 - 2015年2月、LaLaTV)
  • 戦う!書店ガール(2015年4月 - 6月、関西テレビ)
  • 特別ドラマ企画 永遠のぼくら sea side blue(2015年6月24日、日本テレビ系)
  • 5人のジュンコ(2015年11月 - 12月、WOWOW)
  • 連続テレビ小説 べっぴんさん(2016年10月 - 2017年4月、NHK)
    • 連続テレビ小説 べっぴんさん スペシャルドラマ「恋する百貨店」(2017年、NHK BSプレミアム)-台本監修
    • 連続テレビ小説 べっぴんさん特別編「忘れられない忘れ物 〜ヨーソローの一日〜」(2017年、NHK BSプレミアム)-台本監修
  • ウチの夫は仕事ができない(2017年7月 - 9月、日本テレビ)
  • ホリデイラブ(2018年1月 - 3月、テレビ朝日)
  • 我が家のヒミツ(2019年3月3日 - 3月31日、NHK BSプレミアム)
  • これは経費で落ちません!(2019年7月 - 9月、NHK総合)
  • 引き抜き屋 〜ヘッドハンターの流儀〜(2019年11月16日 - 12月14日、WOWOW)
  • 世にも奇妙な君物語(2021年3月5日 - 4月2日、WOWOW)

映画

  • さよならみどりちゃん(2005年8月27日)
  • この胸いっぱいの愛を(2005年10月8日)
  • 恋する日曜日 私。恋した(2007年6月9日)
  • 赤い糸(2008年12月20日)
  • レインツリーの国(2015年11月21日)
  • 植物図鑑 運命の恋、ひろいました(2016年6月4日)

書籍

  • あなたの夫は素晴らしい人だと叫びたくなる(2017年6月29日、マガジンハウス)

インターネットドラマ

  • ラブ・コレ 東京Love Collection(2006年3月 - 5月、GyaO)
  • bump.y (2009年10月6日 - 12月22日、TBS)
  • 最後の片思い (2011年2月 - 3月、BS-TBS・バナナ・リパブリック)

配信

  • 悪の教典-序章-(2012年10月15日 - 、BeeTV)

ラジオドラマ

  • 連続テレビ小説べっぴんさん スピンオフラジオドラマ「たまご焼き同盟」(2017年5月4日、NHKラジオ第1)-台本監修

舞台

  • bump.y第1回公演『まっぴるまのエレベーター!』 (2009年、青山円形劇場)
  • ゴーストフレンド〜友霊〜 (2010年、スペース107)
  • 甘男子〜あまだん〜 (2010年、俳優座劇場)
  • 卒業〜ラブ・レター〜 (2011年、渋谷Duo)
  • 演劇女子部『ビヨスパイ~消えたアタッシュケース』(2023年)

注釈

出典

外部リンク

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