中村又五郎(3代目) : ウィキペディア(Wikipedia)

三代目 中村又五郎(さんだいめ なかむら またごろう、1956年(昭和31年)4月26日 - )は、俳優、歌舞伎役者。本名は小川 光照(おがわ みつてる)。屋号は播磨屋。定紋は揚羽蝶、替紋は蔓片喰。東京都出身。暁星高等学校卒業。

来歴

  • 1956年(昭和31年)4月 二代目中村歌昇の次男として東京に生まれる。
  • 1964年(昭和39年)7月 歌舞伎座『仮名手本忠臣蔵』「八段目」の奴で中村光輝を名乗り初舞台。
  • 1981年(昭和56年)6月 歌舞伎座『船弁慶』の静御前・平知盛で三代目中村歌昇を襲名。
  • 2011年(平成23年)9月 新橋演舞場『菅原伝授手習鑑』「寺子屋」の武部源蔵、「車引」の梅王丸、『沓手鳥孤城落月』の豊臣秀頼で三代目中村又五郎を襲名。
  • 2012年(平成24年)3月 『菅原伝授手習鑑』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
  • 2014年(平成26年)11月 紫綬褒章受章 。

人物

歌舞伎のみならず、1969年のNHK大河ドラマ『天と地と』で、主人公上杉謙信の少年時代を演じ、同じ年のTBS『ブラザー劇場 胡椒息子』でも主人公を好演した。子役として活躍した後もテレビドラマの『竹千代と母』や『大忠臣蔵』に『鬼平犯科帳』『萬屋錦之介版』では、第1シリーズでゲストとして砂井の鶴吉(中村光輝名義)、第2シリーズ以降は細川峯太郎(中村歌昇名義)で、『中村吉右衛門版』では、細川峯太郎(第4シリーズ。ただし、錦之介版と異なりレギュラーではない)として出演後に、レギュラーとして小林金弥(第7シリーズ以降)を演じている。、映画では1970年の『ママいつまでも生きてね』(池広一夫監督)や1978年の『赤穂城断絶』(深作欣二監督)など、多くの作品に出演している。

出演

  • 海の次郎丸 (1968年、ABC) 次郎丸 役 主演
  • 胡椒息子 (1969年、TBS) 牟礼昌二郎 役 主演
  • 水戸黄門 第2部 第21話「泣くものか」(1970年2月15日、TBS/CAL) - 三吉 役
  • NHK大河ドラマ
    • 天と地と(1969年、NHK) - 長尾景虎 役
    • 花の乱(1994年、NHK) - 熊谷大八郎 役
  • 竹千代と母 (1970年、NTV) - 竹千代 役
  • 大忠臣蔵 第32話 (1971年、NET) 定太郎 役 主演
  • 不知火の小太郎 (1971年、NHK) 柳太郎 役 主演
  • 青春家族 (1973年、CX)
  • 子連れ狼 第一部「大五郎絶唱」(1973年、NTV) - 茂作 役
  • 座頭市物語 第10話「やぐら太鼓が風に哭いた」(1974年、CX) - 天狗岩大八 役
  • 鬼平犯科帳 第4シリーズ 第6話「俄か雨」(1993年) - 細川峯太郎 役
  • 鬼平犯科帳 第7シリーズ〜TheFinal(1996年) - 小林金弥 役

出典

外部リンク

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