ドロレス・ハート : ウィキペディア(Wikipedia)

ドロレス・ハートDolores Hart、本名:Dolores Marie Hicks、1938年10月20日 - )は、アメリカ合衆国のハリウッド女優の経歴を持つ、カトリックのベネディクト会(O.S.B)修道女である。

経歴

1938年10月20日、俳優のバート・ヒックスとハリエット・ヒックスの一人っ子としてシカゴに生まれる。家族と共にロサンゼルスに転居。ハートが2歳の時、両親が離婚。一時的にシカゴで祖父母と一緒に暮らし、セント・グレゴリー・スクールに通学した。1948年10月4日、9歳の時にカトリックの洗礼を、1949年4月24日、10歳の時に堅信の秘跡を受けた。洗礼名は、リジューのテレーズ。11歳の時、再婚した母親と再びロサンゼルスで暮らす。映画館の映写技師であった祖父は、ハートが女優としてのキャリアを追求するという決断に影響を与えた。 ロサンゼルスのの学生の時、ドロレス・ハートの芸名で映画「さまよう青春」(1957年)でエルヴィス・プレスリーの相手役で映画デビューした。1958年、「闇に響く声」で再びエルヴィスと共演。1961年に「剣と十字架」で聖アッシジのキアラ役を演じた。1963年までに9本の映画作品に出演した。

1963年、ハートはビジネスマンのドン・ロビンソンとの婚約を解消し、のベネディクト会に入会。1964年6月29日に修練者となった。修道名はシスター・ユディト。1966年6月29日に初誓願を、1970年7月11日に終生誓願を行った。終生誓願以降、マザー・ドロレスと呼ばれる。2001年に修道院のプリオーレスに任命された。2012年、ハートの生涯を描いたドキュメンタリー映画『ゴッド・イズ・ザ・ビガー・エルヴィス』(2011年)が、アカデミー短編ドキュメンタリー賞にノミネートされた。2013年5月7日には生涯の友であるリチャード・ドゥヌートと共著した自伝『ジ・イアー・オブ・ザ・ハート(The Ear of the Heart: An Actress' Journey from Hollywood to Holy Vows)』を出版。では法学、では美術の名誉博士号を授与されている。ハートは映画芸術科学アカデミーの会員である。2016年に修道誓願50年を迎えた。

主な出演作品

  • さまよう青春(1957年)
  • (1957年)
  • (1958年)
  • (1958年)
  • (1960年)
  • ボーイハント(1960年)
  • 剣と十字架(1961年)
  • (1962年)
  • (1963年)

参考文献

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/28 12:04 UTC (変更履歴
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