トム・ケネディ : ウィキペディア(Wikipedia)

トム・ケネディTom Kennedy、1960年8月21日 - )は、アメリカミズーリ州セントルイス市出身のアコースティックベース、エレクトリックベース奏者。

父親はプロのトランペット奏者である。9歳の時、彼の兄でジャズ・ピアニストのレイ・ケネディが持ち帰ったアコースティックベースでベース弾き始める。すぐにアメリカ中西部でその存在が有名になり、18歳までには、ディジー・ガレスピーソニー・スティット、スタン・ケントン、ジェームス・ムーディ、バーニー・ケッセル、エディ・ハリス、、ナット・アダレイ、ピーター・アースキン、ビル・ワトラスらとの共演を果たす。とりわけ、フレディ・ハバードに重用されていた。

17歳の時にエレクトリック・ベースを使用しはじめ、アコースティックベースを使用したメインストリームのジャズの他に、プログレッシブ・ジャズやフュージョンにも裾野を伸ばす事になる。

1984年にニューヨークに活動の拠点を移動し、アコースティックベースとエレクトリック・ベース両方を駆使して、東海岸を中心としたアーティスト達との共演によって、キャリアを重ねる事になった。デイヴ・ウェックル、ドン・グロルニック、スティーヴ・カーン、ランディ・ブレッカー、ベニー・グリーン、バッキー・ピザレリ、ビル・コナーズ、アル・ディ・メオラ、マイク・スターンスティーヴ・フェローン、ジュニア・クックなどの東海岸のアーティストから重用される事になる。

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

  • Basses Loaded (1996年、TKM)
  • Bassics (2002年、Victoria)
  • Just for the Record (2012年、CD Baby)
  • Just Play! (2013年、Capri)
  • Points of View (2017年、TKM)

参加アルバム

デイヴ・ウェックル・バンド

  • 『リズム・オブ・ザ・ソウル』 - Rhythm of the Soul (1998年)
  • 『シナジー』 - Synergy (1999年)
  • 『トランジション』 - Transition (2000年)
  • The Zone (2001年)
  • 『パーペチュアル・モーション』 - Perpetual Motion (2002年)
  • Live (And Very Plugged In) (2003年)
  • 『マルティプリシティ』 - Multiplicity (2005年)

デイヴ・ウェックル・アコースティック・バンド

  • 『オブ・ザ・セイム・マインド』 - Of the Same Mind (2015年)

ビル・コナーズ

  • 『ステップ・イット』 - Step It (1984年)
  • 『ダブル・アップ』 - Double Up (1986年)
  • 『アセンブラー』 - Assembler (1987年)

その他

  • ドン・グロルニック : 『ハーツ・アンド・ナンバーズ』 - Hearts and Numbers (1985年)
  • ケネディ・ブラザーズ : I'll Remember April (1997年)
  • アル・ディ・メオラ : 『インフィニット・デザイア』 - The Infinite Desire (1998年)
  • プラネット・エックス : 『ユニヴァース』 - Universe (2000年)
  • デレク・シェリニアン : 『イナーシャ』 - Inertia (2001年)
  • プラネット・エックス : 『ムーンベイビーズ』 - Moonbabies (2002年)
  • マイク・スターン・バンド : New Morning – The Paris Concert (2008年) ※DVD
  • マイク・スターン : 『オール・オーヴァー・ザ・プレイス』 - All Over the Place (2012年)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/06/21 12:06 UTC (変更履歴
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