松崎雄一 : ウィキペディア(Wikipedia)

松崎 雄一(まつざき ゆういち、1960年11月14日 - )は、日本のミュージシャン、キーボーディスト、音楽プロデューサーである。特に、怪人松崎様妖怪松崎様等の名義で聖飢魔IIの作品でのレコーディング参加、共同プロデュース、ツアー参加等が有名である。

聖飢魔IIのライデン湯沢とゼノン石川が結成したフュージョンバンド、RXに当初よりサポート・ミュージシャンとして参加していたが、聖飢魔II解散後のRXでは正式メンバーとして参加した。その後RXは活動休止し、2013年の復活までは黒船バンドとして活動した。

21世紀に至ってWinDsOngS(2002),MIST(2003)と二枚の完全オリジナルアルバムを発表。 ルーツであったプログレッシブロックを核とした叙情的な世界を表現している。

来歴・人物

  • 聖飢魔IIの構成員同様、早稲田大学出身である(1985年法学部卒業)。
  • 音楽学校の講師を数年間務めたこともあり、そのころは生徒から「ハニーちゃん」と呼ばれていた。
  • 1984年、一世風靡セピアのバックバンドでプロとしての活動を開始。
  • 聖飢魔IIにおいて魔女RYO子嬢(丸山涼子)の1983年脱退とは関係なく、1988年に発布された「THE OUTER MISSION」が大々的にキーボードサウンドを取り入れた教典だったため、以降のツアーからサポートキーボーディストを務め、スタジオ録音においても1993-4年(サポート:石黒彰)と97年(プロデュース:ジョー・リノイエ)を除くほとんどの教典の共同プロデュースや編曲を手がけた。
  • 同時にアレンジャー、サウンドプロデューサーとしても活躍し、五島良子(キューンソニー)、城之内早苗(クラウン)、山村貴子(キング)、上岡龍太郎&有賀さつき(ポニーキャニオン)の作品なども手がけている。
  • 聖飢魔II構成員の個悪魔活動にも関わっており、デーモン小暮の「小暮伝衛門」で全曲アレンジ、ルーク篁の「篁」でキーボード、ライデン湯沢・ゼノン石川および松崎雄一のアルバム「RX」では作曲と全曲のアレンジに加えアルバムプロデュースも手掛けている。
  • 聖飢魔IIでの名義は一定しておらず、参加当初は「キャプテン・キリヤマ」、その後は本名・怪人松崎様・妖怪松崎様などがその時々で使用され、爆裂聖飢魔IIでは爆裂松崎様とクレジットされた。最も多いのは「怪人松崎様」である。これらの芸名は主に演奏者としてのクレジットで使用されており、編曲者やプロデューサーとしては同じ作品内でも殆どは本名でクレジットされている(例 キーボード:怪人松崎様、編曲:松崎雄一)。編曲者やプロデューサーとしても本名表記でない作品は、恐怖のレストラン(妖怪松崎様名義)、爆裂聖飢魔II(爆裂松崎様名義)、荒涼たる新世界/PLANET / THE HELL(怪人松崎様名義)など極一部に限られる。
  • 「デーモン小暮の邦楽維新Collaboration」では「黒船バンド」( 雷電湯澤(ds)、石川俊介(b)、松崎雄一(key) = RX)のバンドマスターとして活動している。
  • 2002年、元RXサポートメンバー・宮腰雄基(g)のバンドBrejamilに参加し、以後数年間、同バンドにおいて、月一回ずつのライブ活動を行った。
  • 1993年11月、1ヶ月にわたり中野サンプラザで公演されたロック・オペラ「ハムレット」(出演:Toshl、守谷香、デーモン小暮、山本リンダ、ローリー寺西、他)の舞台音楽のバンドマスターを務めた。2002年以降は、その時に少なからぬ縁のあった劇団新感線に関わる音楽制作や、舞台音楽でのバンド活動が増えている。
  • トンボが好きで、休日には撮影に出かけている。

主な作品

Matsz

  • 『WinDsOngS』 (2002)
  • 『MIST』 (2003)

RX

  • 全曲のアレンジと、一部作曲も手がけている。「S・T・F」は日本テレビナイター中継「劇空間プロ野球」のオープニング曲に使用された。アルバムもオリコンチャートで最高位14位というスマッシュヒットを記録。
  • 「get it ! get it !」はWOWOW「東京ロンブータワー」エンディングテーマ。

アルバム

  • 『CHEMICAL REACTION』 (1991)
  • 『Zeitmesser』 (2000)
  • 『Elements』 (2001)
  • 『KISS OF LIFE』 (2002)
  • 『Best Of Rx Chemical Elements - Instrumental Selection -』(2003)
  • 『Best Of Rx Chemical Elements - Vocal Selection -』(2003)

外部リンク

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