メナ・マスード : ウィキペディア(Wikipedia)

メナ ・マスード(、1991年9月17日 - )はカナダの俳優。映画『アラジン』で役を演じたことで有名。ミーナ・マスードミナ・マスードとも表記される。

生い立ち

キリスト教徒(コプト正教会)のエジプト人の両親の子としてカイロで生まれた。2人の姉を持つ3歳の時に家族でカナダに移住。オンタリオ州マーカムで育ち、を卒業した。

一家でコプト正教会を信仰して、科学が得意で、高校在学中に正規の大学の科目を受講できるアドバンストプレイスメントに参加できるほど成績優秀。

またマスードは幼少期の頃から演じることが得意で俳優になるのが夢だったが、エジプト系カナダ人という特殊な彼は小さい頃から夢を否定され続けていたため 得意教科の科学を生かしトロント大学入学後神経科学を専攻、その後オーディションを受けライアンソン大学へ入学、芸術プログラムを卒業。

来歴

2011年に俳優活動を始める。テレビドラマシリーズ『ニキータ』や で1話だけ僅かな時間出演。

2015年には、テレビドラマシリーズ『』のジェアード・マリック役、テレビドラマシリーズ『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』のタレク・カッサー役を務めた。

2017年、ウォルト・ディズニー・カンパニーが1992年のアニメーション映画『アラジン』を実写リメイクした映画『アラジン』の主人公役にマスードを抜擢したと発表。一時は大規模なオーディションを行うも、アラジンにピッタリな俳優が見つからず、キャスティングが難航していた中で射止めた役でもあった。アラジン役を演じることについてマスードは「テロリストでもなく悪いイメージもないキャラクターをついに演じることができることに興奮している。アラジンにはとても良いイメージがある。感動的な映画の、感動的な役だ。そんな役をついに演じられることにとても興奮している。」と語った。2019年ティーン・チョイス・アワードをSF/ファンタジー映画俳優として受賞。

私生活

ヴィーガンであり、「ヴィーガン、ベジタリアン、雑食であることではなく進化すること。環境、健康、次世代のためにビーガンを進化させていく」というモットーを掲げるビーガンを広めるためのブランド「Evolving Vegan」の創始者であり、インスタグラム・ツイッターで日々情報を更新、オフィシャルウェブサイトでTシャツなどのグッズ販売を行っている。

出演作品

+ 映画
公開年 題名 役名
2015 Let's Rap ジョン
2017 Ordinary Days Ollie Santos
2019 スキャンダル 〜人生のターニングポイント〜Run This Town カマラ・アラファ
アラジンAladdin
ストレンジ・アフェアStrange but True チャズ
+ テレビシリーズ
放映年 題名 役名 備考
2011 ニキータNikita Al Qaeda No. 2 計1話出演
Poser Bretten Thomason リカーリング計6話出演
Combat Hospital Salman Zawab 計1話出演
The 99 Hafiz the Preserver / Dave / Saad メイン、声の出演
2012 Cut to the Chase Jason リカーリング計7話出演
King Malik Atassi 計1話出演
2015 Open Heart Jared Malik メイン
2017 Saving Hope Justin Srinivasan 計1話出演
2018 トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアンJack Ryan タレク リカーリング(シーズン1)
2019 Reprisal Ethan Hart メイン
+ ビデオゲーム
公開年 題名 役名 備考
2016 ウォッチドッグス2 複数の声 声のみ

参考文献

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/05 12:16 UTC (変更履歴
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