河野裕 : ウィキペディア(Wikipedia)

河野 裕(こうの ひろし)は日本の建築家。河野裕建築設計事務所・代表。国際建築家連合(UIA)会員、建築学特別修士(Master of Excellence in Architecture)。一級建築士資格所有。

略歴

  • 1966年 北海道に生まれる。
  • 1990年 東京工業大学工学部建築学科卒業(建築意匠)。同年、日建設計(東京本社設計部)へ。
  • 1998年 日建設計退社 独立。個人で設計活動および三菱総合研究所嘱託研究員。神戸芸術工科大学、木村博昭教授と協働。
  • 2001年 オランダ留学。ベルラーヘ・インスティチュート(Berlage Institute)国際建築都市研究所大学院特別研究員。エリア・ゼンゲリス、レム・コールハースらに師事、協働。並行し同大学院特別課程在籍。
  • 2003年 同大学院修了(建築学・都市空間学)。ヨーロッパ・ディプロマ・アワード最優秀賞受賞。 ベルラーヘ・インスティチュート(ロッテルダム)/インディビジュアル・リサーチグループ、AAスクール(ロンドン)/ディプロマユニット、バートレット・スクール・オブ・アーキテクチャー(ロンドン大学UCL)/ディプロマ・ユニット、ETHチューリッヒ工科大学(チューリッヒ)/ワークショップなど、建築大学・大学院にてゲスト・インストラクター。
  • 2004年- 東京に河野裕建築設計事務所を開設。
  • 2005年- 2010年日本工業大学建築学科非常勤講師。
  • 2007年- 2009年 ICS カレッジオブアーツ 非常勤講師。

主な作品

日建設計時代

  • 桜田門・三宅坂の交番(東京、1993)
  • ホテル日航クアラルンプール(マレーシア、1993)
  • 東京グリーンパレス(全国市町村共済組合会館・東京、1996)
  • NEC玉川Project(都市開発・神奈川、1998)
  • Z学園マルチメディアセンター(神奈川、1998)

独立後

  • 熊取ハウジング・プロジェクト(集合住宅11件実施/大阪、2000)
  • Intermediate Device(理論プロジェクト/日本・オランダ、1990,2001)
  • Hallucination of Erosion(オブジェ/日本・ドイツ、2000)
  • S-I-S(理論・研究開発プロジェクト/日本・オランダ、2003)
  • ハイライズ・ケース・スタディ(委託研究プロジェクト(設計,エンジニアリング)/イギリス、2001)
  • Ephemeral Structure(公開・実施コンペ案/オランダ・ギリシア、2002)
  • F-Museum (招待・実施コンペ案・優勝/日本・イギリス、2004)
  • House-M01~03(住宅3件・指名・実施コンペ案/日本、2005-)
  • 与野のアパートメント「Nyoro」(設計監理協力/日本・埼玉、2006)
  • 東京倶楽部ビルディング(設計監理:日本設計)外構計画(設計協力/東京、2007)
  • ZARA新宿新南口店(設計監理およびプロジェクト・マネージメント/東京、2007-08 )

主な執筆・発表

  • (日)a+u誌「ヘルムート・ヤーン特集」(共著/英語・日本語)1992
  • (日)a+u誌「SOM特集」(共訳/英語・日本語)1993
  • (蘭)「Transformation of Invisible Orderly System in Architecture」

    「建築における『見えない系』による秩序とその変遷」(学術・審査論文/英語・日本語)2001

  • (蘭)「System-Intertransformation-Space /Altered Domino/ Polyphony in Architecture」(デザイン・理論研究/学術・審査論文/英語・一部日本語訳出)2001-2003
  • (蘭)「Beyond Awareness」展(BI,ロッテルダム/主催・構成・共同出展)2003
  • (蘭)Hunch誌収録「Absolute Architecture」(共著/英語)2003
  • (蘭)Frame Magazine 「Asia Goes Dutch」プロジェクト・批評掲載(英語) 2004
  • (米)AIC Web展 プロジェクト掲載 (英語)2004
  • (日)北海道東海大・東京東海大・日本工業大レクチャー(招待・招聘協力)2004,2005
  • (スロ)リュブリャーナ大学レクチャー「DENTAKU」(招待/英語) 2005
  • (米)NY Art Magazine/Art Fair International,World Art Media ドローイング掲載(英語)2005
  • (日)Detail Japan誌 翻訳・執筆協力 2005,2007
  • (日)Detail Japan誌 隔月連載執筆 2006
  • (日)NIT 教育・研究活動報告書「〈人工地層〉としての都市空間の構成に関する研究」「A Study on Urban Spatial Configuration found as an Artificial Stratum」(小川次郎・高桑広太郎ほか(日本工業大学小川研究室)と共同) 2006-09
  • (日)JABS(日本建築学会)「建築雑誌」収録 「Open-endedness and new Slovenian architecture」(共同/英語)

など。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/10/15 05:54 UTC (変更履歴
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