佐藤快磨 : ウィキペディア(Wikipedia)

佐藤 快磨(さとう たくま、1989年6月11日ガンバレとかうるせぇ - 福岡インディペンデント映画祭 - )は、日本の映画監督。

来歴

秋田県秋田市出身。

秋田県立秋田南高等学校を卒業。小学校から高校まではサッカーに取り組み、自身のコメントでは小中学校時代は秋田県選抜のメンバーでイギリスに交換留学したこともあったが、その留学で挫折して身が入らなくなり、高校時代も3年生時に全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会の県予選に敗退するとそのまま引退したという。

高校卒業後は東京の大学に進学したものの、「やりたいこと」が見つからないまま進学して学生生活を送っていたため、就職活動を迎える4年生になったときに「情熱を注げるものを探そう」という理由で在学のまま1年制の映画学校に入校した。別のインタビューでは好きだったナイキのテレビCMを作りたいと考えたが、広告代理店や制作会社に入ることができなかったため、映画学校を選んだと述べている。

2012年にNCW(ニューシネマワークショップ)第9期クリエイターアドバンスコースを修了する。

その後、是枝裕和主宰の映像制作者集団「分福」に加入。2014年より映画の自主製作を開始する。同年に監督した『ガンバレとかうるせぇ』は、ぴあフィルムフェスティバルの「映画ファン賞」「観客賞」やヨコハマ・フットボール映画祭で最優秀作品賞など複数の賞を受賞した。この作品は高校時代にサッカーをしていた体験をベースに作られており、撮影も秋田でおこなわれている。

2020年、初の商業監督作となる『泣く子はいねぇが』が製作・公開された。

フィルモグラフィー

監督作品

  • 舞い散る夜(2012年)
  • ぶらざぁ(2013年)
  • ガンバレとかうるせぇ(2014年)
  • 壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ (2015年)
  • きっとゲリラ豪雨(2018年)
  • ハッピーハッピーサタデー(2018年)
  • 歩けない僕らは(2019年)
  • 泣く子はいねぇが(2019年)

受賞

  • 2014年 - ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2014 映画ファン賞・観客賞(『ガンバレとかうるせぇ』)
  • 2015年 - ヨコハマ・フットボール映画祭2015 最優秀作品賞 (『ガンバレとかうるせぇ』)
  • 2019年 - SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019 国内コンペティション短編部門 観客賞(『歩けない僕らは』)
  • 2020年 - 第30回日本映画批評家大賞新人監督賞(『泣く子はいねぇが』)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/12 20:43 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「佐藤快磨」の人物情報へ