佐藤雅子 : ウィキペディア(Wikipedia)

佐藤 雅子(さとう まさこ、1942年5月20日 - )は茨城県東海村出身の作詞家、詩人である。

子どもの目線で見た世界を描く作詩で知られ、NHK教育テレビ番組 おかあさんといっしょ、母と子のテレビ絵本、ひとりでできるもん、BSおかあさんといっしょ、等のテーマ曲や挿入歌の作詞を担当する。

歌うための作詩を活動の一環とし、歌曲、合唱組曲、ミュージカル、校歌、園歌、社歌、等の委嘱による作品が多数ある。

小学校の「国語」や「音楽」の教科書。国語や音楽教育の指導書。SAPIX小学部や早稲田アカデミー、四谷大塚、等の進学塾の国語教材として、作品掲載の頻度がとても高い。

日本童謡協会常任理事。日本児童文芸家協会評議員。日本音楽作家団体協議会監事。板橋区文化・国際交流財団理事。社会福祉法人東京援護協会理事。日本ペンクラブ会員。日本音楽著作権協会正会員。

父は、日本画家の佐藤太清である。

年譜

  • 1942年(昭和17年)5月20日 - 茨城県東海村に、日本画家の佐藤太清の長女として生まれる。
  • 1962年(昭和37年)~1974年(昭和49年)‐ 坂口淳主宰同人誌「熊ん蜂」(昭和49年に坂口淳逝去により廃刊)に所属。
  • 1975年(昭和50年)~2005年(平成17年)‐ 結城ふじを主宰同人誌「おてだま」(平成17年に廃刊)に所属。
  • 1976年(昭和51年)‐ろばの会創立20周年記念童謡詩公募に応募した「びっくりしちゃったの」が採用。中田喜直に作曲されるを機にデビュー。
  • 1989年(平成元年)‐ 童謡曲集 新しいこどものうた「ぼくの団地はクリスマスツリー」(音楽之友社刊)が、第19回日本童謡賞及び天神童賞を受賞。
  • 1989年(平成元年)~ NHK教育テレビ番組 おかあさんといっしょ、母と子のテレビ絵本、ひとりでできるもん、BSおかあさんといっしょ、等のテーマ曲や挿入歌の作詞を担当。
  • 2010年(平成22年)~ NHKエデュケーショナルキッズワンダーランドの中で、「あひる隊長 だ~いすきおふろ」の作詞を担当。
  • 2010年(平成22年)‐ 父親である佐藤太清の絵画とその解説、自身の童謡の演奏や詩の朗読で構成された「こもりうたのように」コンサートを板橋区文化会館で開催。
  • 2011年(平成23年)‐ 詩画集「こもりうたのように」と「こもりうたのように」コンサートに対して第41回日本童謡賞を受賞。(日本童謡賞の受賞は2回目となる)

代表的な著作

  • 「五月の風」(表紙絵 佐藤太清 銀の鈴社 刊)
  • 「空の牧場」(表紙絵 佐藤太清 銀の鈴社 刊)
  • 「ぼくの団地はクリスマスツリー」(童謡曲集 作曲甲賀一宏 音楽之友社 刊)
  • 「雨の子守唄」(女性・少年少女のための合唱曲集 作曲中村守孝 音楽之友社 刊)
  •  佐藤雅子とすずきしげおの作品集第1集「平成おばけ物語」(日本美術印刷株式会社 刊)
  •  佐藤雅子とすずきしげおの作品集第2集「ジュージューめざし」(日本美術印刷株式会社 刊)
  •  佐藤雅子とすずきしげおの作品集第3集「パセリ」(日本美術印刷株式会社 刊)
  • 「こもりうたのように」(佐藤太清作品との詩画集 銀の鈴社 刊)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/06/23 09:54 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「佐藤雅子」の人物情報へ