クリスティーナ・フェルドマン : ウィキペディア(Wikipedia)

クリスティーナ・フェルドマンKrystyna Feldman, 1920年3月1日 - 2007年1月24日)は、ポーランドを代表する女優。長年に渡り映画、テレビ、舞台で活躍した。

来歴

父は俳優フェルエィナンド・フェルドマン、母はオペラ歌手のカタジナ・フェルドマン。

戦後にかけてヨーロッパ映画を中心に活動を続け、晩年まで演技派として高く評価された。80年代以降はハリウッド作品や、娯楽作品にも顔を出すようになったほか、当時84歳で挑んだ2004年の主演作『ニキフォル 知られざる天才画家の肖像』で、ポーランドが生んだ近代から現代絵画の巨匠であり、障害者アートの先駆者ともされる天才老画家ニキフォルの晩年の姿を演じ、日本でも知られた。しかも、女優でありながら男性を演じたこと、更に、ベールに覆われた巨匠ニキフォルの人間性とユーモア溢れる完璧な役作り、緻密な演技は、世界各国からも絶賛され多くの賞を獲得。ひとつの芸術として確立を見ている。

出演作品

  • 1954年 『セルローザ(回想の一夜)』
  • 1968年 『人形』
  • 1985年 『イエスタデイ』
  • 1987年 『モンローに憧れて』
  • 1999年 「ファイヤー・アンド・ソード」
  • 2001年 『ぼくの神さま』
  • 2004年 『ニキフォル 知られざる天才画家の肖像』

受賞歴

  • 2004年 グディニャ・ポーランド映画祭最優秀女優賞
  • 2005年 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭最優秀女優賞(チェコ)
  • 2005年 プネー国際映画祭最優秀女優賞(インド)
  • 2005年 バリャドリード国際映画祭最優秀女優賞(スペイン)
  • 2005年 シネマニラ国際映画祭最優秀女優賞(フィリピン)
  • 2005年 ポーランド映画賞最優秀女優賞

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2021/03/13 04:39 UTC (変更履歴
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