「ブルーピリオド」が実写映画化! 眞栄田郷敦×高橋文哉×板垣李光人×桜田ひよりが美大受験に挑む高校生に

2024年4月2日 19:00


ティザービジュアル
ティザービジュアル

「TSUTAYAコミック大賞」「このマンガがすごい!」など国内の主要漫画賞にノミネートされ、「マンガ大賞2020」を受賞、累計発行部数700万部を超える大人気傑作漫画「ブルーピリオド」(作:山口つばさ)が眞栄田郷敦主演、萩原健太郎監督で実写映画化される。公開日は2024年8月9日。このほど、特報映像&ティザービジュアルが披露された。

ブルーピリオド」は、世渡り上手で“リア充”として過ごすも虚無感を抱える高校生が1枚の絵をきっかけに美術の世界に本気で挑み、国内最難関の美術大学を目指して奮闘していく物語。美術の経験も才能もない素人が天才的な画力を持つライバル達や、答えのないアートという壁に苦悩しながらも、情熱だけを武器に圧倒的努力で困難を乗り越えていく熱量が、多くの読者の心を捉え、これまで、アニメ化、舞台化もされている。実写映画は、好きなことに巡り合った高揚感、その先に訪れる葛藤をもリアルに描いた原作の魅力そのままに、熱中する何かを持つすべての人の胸を打つ感動作となった。

主人公で、周囲の人望も厚く成績優秀だが、空気を読んで生きる日々に物足りなさを感じている高校生・矢口八虎を演じるのは、映画やドラマで注目を集め、今クールの月9ドラマへの出演も決定している、眞栄田郷敦。本作の撮影前には半年以上の月日をかけて絵画練習に臨み、情熱を武器に無謀な目標に邁進する八虎役を見事に演じ切る。

そして、八虎が美術部に入るきっかけを作った人物で、自分の“好き”について葛藤する、女性的な容姿の八虎の同級生ユカちゃんこと鮎川龍二を高橋文哉。八虎の最大のライバルで、驚異的な画力を持つ天才高校生の高橋世田介を板垣李光人。八虎が苦難にぶち当たるたびに乗り越えるきっかけを与えてくれる存在で美術部先輩の森まるを桜田ひよりが演じ、人気と実力を兼ね備えた若手キャスト陣が個性的なキャラクターに扮する。

サヨナラまでの30分」「東京喰種 トーキョーグール」で知られる萩原監督は、美術の面白さを斬新な演出で表現、全身全霊で美大受験挑戦するキャラクターたちが実在するかのような没入感のある映像を生み出した。萩原監督は、本作で本物であることにこだわり、練習用に描かれたものも含めると本編に登場する絵画は合計401枚にものぼり、300枚以上がこの映画のために描き下ろされた。また、登場するキャスト陣は撮影前に時に半年以上の時間をかけて絵画練習を行い、絵を描く所作や動きを体得。更に、劇中に登場する絵画の一部は実際にキャストが描いたものが採用されている。

脚本はアニメ「ブルーピリオド」を手掛け、「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」や現在公開中の「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」の吉田玲子。音楽には、「キャラクター」「ナラタージュ」をはじめとした作品のサウンドトラックを手掛け、「映画 えんとつ町のプペル」でアニー賞最優秀音楽賞にノミネートされた経験を持つYaffle。

特報映像は、眞栄田演じる八虎の「今までずっと生きてる実感が持てなかった。あの絵を描くまでは――」というモノローグと共に、一見楽しそうに友人と戯れながら、どこか物足りなさを感じながら流される日々を過ごす彼の姿と共に幕を明ける。そして渋谷の街に浮かびあがる印象的なカットから一転、1枚の絵との出会いのシーンと「俺の心臓は今、動き出したみたいだ」というセリフをきっかけに、超難関の東京藝術大学を目指して奮闘する八虎の姿が映し出され、物語のはじまりと挑戦の結末を期待させる。八虎、龍二、世田介、森まる4人のキャラクタービジュアルは、アクリル板越しに実際に絵の具を使って絵を描く様子を接写で撮影した写真を使用し、キャンバスに見立てたデザイン、それぞれのキャラクターカラーで表現されている。

そして、今回の映画「ブルーピリオド」の公開発表を記念して、出演キャスト4人が登場するライブ配信が、本日4月2日22時から、映画「ブルーピリオド」公式インスタグラム、ならびにワーナー公式TikTokとYouTubeで行われる。映画「ブルーピリオド」トークライブと題して、ライブならではの企画として、配信開始までの間に募集する視聴者からの質問にキャストが答える企画や、撮影時のエピソードなどを語り、配信の中では、豪華賞品が当たるプレゼント企画も用意。詳細は映画公式Xならびに公式インスタグラムで告知する。

さらに、東京で実施され好評を博したブルーピリオド展が、4月12日(金)より大阪南港ATCギャラリーにて「ブルーピリオド展in大阪」として開催。ここでは原作漫画の原画などが展示されるほか、「映画「ブルーピリオド」の作り方」と題して、眞栄田らの劇中衣装や、それぞれのキャストが撮影前に絵画練習を行って描いた絵画が展示される。会場は写真撮影も可能。

また、本作はauがおススメする映画が対象劇場で1,100円で鑑賞できる会員特典サービス【au推しトク映画】にラインナップされ、auスマートパスプレミアム会員であれば、いつでも1,100円で鑑賞できる。

▼コメント一覧
眞栄田郷敦(役名:矢口八虎)
楽しいけどなんか浅い毎日。地に足がついてないような、自分を俯瞰で見てるような。苦しい時間は遅く感じて、楽しい時間は早く感じる。八虎と共に歩んでるような感覚になれる映画だと思います。
「好きなことに人生の一番大きなウェイトを置く、これって普通のことじゃないでしょうか」という台詞の美しさ。その裏にある怖さやしんどさ、変わっていく自分や環境、それに伴う人間関係。そんなことを感じてもらいながら、今、自分の将来のことを考えてる人も、もう考えるのを辞めてしまった人も、自分の好きなことは何なのか、自分にとっての幸せは何なのか、改めて少し考えてみるきっかけになれば嬉しいです。そして、今もう既に戦ってる人は、この映画を見て少しでも希望を持ってもらって、これからも戦い続けてもらえればと思います。

高橋文哉(役名:ユカちゃん<鮎川龍二>)
ブルーピリオドという作品は存じ上げていましたが、作品を見た事はなく、お話を頂いて原作を読ませていただきました。作品全体にももちろんですが、鮎川龍二という人物に惹き込まれましたし、この人物を僕が演じる事が出来るのか不安を感じました。でも、同時にドキドキとワクワクが止まりませんでした。
こんなにも素敵なキャラクターでこの作品の圧倒的な魅力にもなる、ユカちゃんを任せていただける事を本当に光栄に思いました。やるからには鮎川龍二の魅力を忠実にできる限り膨らませられる様に全身全霊でこの役に挑みました。役作りでいうと、日本画の練習などもしましたが、身体的にも自分とユカちゃんに僕自身が境界線を感じない位まで追い込みました。大変なこともありましたが、本当に楽しかったです。
そんな鮎川龍二を皆さんにも是非見て頂けたら嬉しく思います。僕がやれる事やるべき事やりたい事をユカちゃんや八虎のようにこの作品に詰め込んでおります。皆様、是非劇場へ。

板垣李光人(役名:高橋世田介)
今回このお話をいただき、趣味程度ではありますがインプットとしてもアウトプットの手段としてもアートを嗜む身としてはいっそう身に入るものがありました。
また原作においても、元々アートをテーマとしたストイックな作品として存じ上げておりましたし、高橋世田介というキャラクターにも共感する部分が多かったため、とても運命を感じております。
"好き"を追い求めることは決して逃げや楽なことではないのだと、その道中には何度も傷付き幾重にも重なる壁が待っているということ。そしてその先には広い海が全ての人を待っていることを教えてくれる作品になっていると思います。夢を追う人も、その傍で支えている人も、いろいろな方に観ていただきたいです。

桜田ひより(役名:森まる)
まずは、萩原監督とまた一緒に作品を作れる喜びと期待感を感じ、同時に八虎の人生を変えるきっかけを作った森まる先輩という、物語のキーとなる役を演じられるワクワクも感じました。
自分は今まで絵の世界に触れる機会があまりなかったので、練習期間は毎回学ぶことだらけでした。中々体験できることではなかったので、本当に貴重な経験をさせていただきました。学校の穏やかさから、張り詰めた緊張感が漂う予備校まで、見どころ満載の映画になっているので、皆さん楽しみにしていてください

山口つばさ(原作)
(完成した映画を観て)自分が漫画として書いていた時には見えてなかった景色や役者さんが演じるキャラクターの表情、言葉を発するまでの”間”の感覚など漫画ではできなかったことがたくさん表現され、各シーンで作り物ではないリアリティを感じられた、映画「ブルーピリオド」に率直に感銘を受けました。そしてキャストの皆さんは多くの時間をかけ絵画練習をされ、私が初めて現場でその様子を見た時には皆さんの所作が絵描きのそれになっていて、ただただ驚きました。中でも眞栄田さんにお会いした際には「同級生の矢口くん」に会ったような、気まずさすらも感じてしまうほどでした。企画の段階からこの作品をどう映画にするのか?ご自身のビジョンを明確に持ち、常に観客に向かって映画を届けようと考えていた萩原監督にお任せすることができて、本当に良かったです。人が何かを始めようとするときの熱量を皆さんにも感じてもらえたら嬉しいです。

萩原健太郎(監督)
山口つばさ先生が作り上げた「ブルーピリオド」という完成された作品を実写映画化する上で最も大切にしたこと、それは原作の中心にもある問い「芸術は才能なのか?」に映画として挑むことでした。才能がないのに好きな事に挑戦するのは無駄なことなのか?情熱が才能を凌駕する武器になり得るのか?これは八虎のように自分が進む道を模索している世代だけでなく、何かに情熱を注ぐことに夢中で挑戦する全ての世代が楽しめる映画です。ご期待ください。

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