「ピーウィー・ハーマン」死去　バートン監督が追悼

Photo by Imeh Akpanudosen/Getty Images

ピーウィー・ハーマンというキャラクターで愛された米俳優ポール・ルーベンスさんが他界したと、公式Facebookページが報告している。70歳だった。

ルーベンスさんは1978年、ロサンゼルスのコメディグループ「The Groundlings」に所属していた際、体にぴったりのスーツを着て、赤い蝶ネクタイをつけたピーウィー・ハーマンという独自のキャラクターを作りあげる。その後、全米ツアーを経て、ティム・バートン監督のデビュー作「ピーウィーの大冒険」(85)に主演。その後、米CBSで「ピーウィーズ・プレイハウス（原題）」という子ども向けのテレビ番組が始まり、国民的人気者になった。

だが、91年に映画館で下半身を露出し、わいせつ容疑で逮捕されたことをきっかけに、同キャラクターを封印。その後は、個性俳優として「バットマン　リターンズ」「マチルダ」「ブロウ」などに出演していた。

訃報を受け、バートン監督はインスタグラムに「ピーウィーの大冒険」の現場で撮影したツーショット写真を掲載。「ショックを受け、悲しんでいる。キャリアの初期において、ポールがぼくを助けてくれたことは一生忘れない。彼の支援なしには実現しなかっただろう。彼は偉大なアーティストだった。寂しくなるよ」とコメントを寄せている。