「ダーティ・ダンシング」続編、ストライキの影響で25年夏公開に延期
2023年7月25日 10:00
1987年の青春ダンス映画「ダーティ・ダンシング」の続編が、2025年夏に劇場で全米公開されることがわかった。
米ライオンズゲートが発表したもので、当初は24年2月9日に全米公開の予定だったが、米脚本家組合と米俳優組合のダブルストライキの影響で後ろ倒しとなった。続編は、「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」「50/50 フィフティ・フィフティ」の監督で脚本家のジョナサン・レビンがメガホンをとる。
「ダーティ・ダンシング」(エミール・アルドリーノ監督)は60年を舞台に、家族と一緒に避暑地キャッツキルを訪れた17歳の少女ベイビー(ジェニファー・グレイ)と、ダンスインストラクターであるジョニー(パトリック・スウェイジ)の恋愛を描くストーリー。製作費500万ドルに対し世界興収2億1800万ドルの大ヒットを記録し、主題歌「(I've Had) The Time of My Life」はアカデミー賞を受賞した。その後、88年に米CBSでテレビドラマ化され、2004年にキューバを舞台にした前日譚「ダンシング・ハバナ」が公開。17年には米ABCでリメイク映画が放送された。
レビン監督の「ダーティ・ダンシング」続編は、エリザベス・チョムコ、ミッキ・ドートリー、トビアス・イアコニスが脚本を執筆。前作の主演女優グレイが再びベイビー役で出演し、製作総指揮も兼ねると見られている。
なお、ライオンズゲートは、マーク・フォースター監督の新作「White Bird(原題)」(ヘレン・ミレン、ジリアン・アンダーソン共演)についても、8月25日全米公開を今年末に延期すると発表した。同作は、R・J・パラシオのベストセラー小説をスティーブン・チョボウスキー監督が映画化した2017年のヒット作「ワンダー 君は太陽」(ジェイコブ・トレンブレイ、ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン共演)のスピンオフで、詳しい公開日は明らかになっていない。