マット・デイモン、妻と約束した長期休暇を「ノーラン特例」でキャンセルしていた
2023年7月21日 16:00
クリストファー・ノーラン監督の最新作「オッペンハイマー」に出演しているマット・デイモンが、演技の仕事をしばらく休み家族との時間を優先する考えであったことを、米エンターテインメント・ウィークリーの取材で明らかにした。
デイモンは「AIR エア」「スティルウォーター」をはじめとする主演映画に加え、「ソー ラブ&サンダー」や「クライム・ゲーム」へのカメオ出演など多忙を極めている。そんななか、妻のルシアーナさんと夫婦間の問題を解決するためにカップルカウンセリングを受けたデイモンは、その場で長期休暇を取ると約束したという。
「作り話のように聞こえるだろうけど、これは本当に起きたことなんだ」と、デイモンはキリアン・マーフィ、エミリー・ブラント、ロバート・ダウニー・Jr.、ノーラン監督との合同取材で切り出した。「妻に休暇を取ることをはっきりと約束した。(ノーラン監督の)『インターステラー』には出してもらったけど、その後の数作でぼくの出番はなかった。彼のレギュラー俳優のひとりじゃなかったので、カップルカウンセリングの場で、クリストファー・ノーラン監督から電話がかかってきた場合は休暇を取りやめることができるという特例を盛りこませてもらった。これは本当の話だ。彼は秘密主義だから、新作に取りかかっているのか、ぼくには知りようがなかったしね」
こうしたやりとりがあったおかげで、ノーラン監督が「オッペンハイマー」をデイモンにオファーした際、ルシアーノさんは喜んで送り出してくれたようだ。ちなみに、デイモンはマンハッタン計画を指揮した米陸軍のレズリー・グローブス役を演じている。「オッペンハイマー」は7月21日に全米公開される。