アップルのARデバイスに、ディズニーがコンテンツ提供

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米クパチーノにあるアップル本社で6月5日（現地時間）、開発者会議「WWDC 2023」が開幕した。ティム・クックCEOは基調講演の最後で、注目のARヘッドマウントディスプレイ「Apple Vision Pro」を発表。同製品は現実とデジタル世界を結ぶ「空間コンピューター」で、ディスプレイの制限をなくし、空間上に画面を表示できる画期的なデバイスだ。

Apple Vision Proのプレゼンテーションで、ウォルト・ディズニー社のロバート・アイガーCEOが登壇。「私たちは並外れたクリエイティビティと画期的なテクノロジーを組み合わせることで、ファンを楽しませ、情報を提供し、感動させる新しい方法を常に模索しています」と挨拶。「Apple Vision Proこそ、私たちのビジョンを実現できる画期的なプラットフォームであると信じています」

その後、デモリールが流れ、ユーザーがスポーツ観戦や大自然、「スター・ウォーズ」世界に没入したり、リビングにミッキーマウスが現れたり、台所がディズニーランドになったりと、Apple Vision Proを使った新たなエンタメの可能性を提示した。

「世界で最も偉大なストーリーテリング会社と、世界で最も革新的なテクノロジー会社が再び提携し、リアルな魔法をお届けできることを、たいへん誇りに思う」とアイガーCEOは締めくくっている。

Apple Vision Proは24年に3499ドルで発売。具体的なコンテンツに関しては明かされていないが、ローンチ時には同社のストリーミングサービス、ディズニープラスが提供されることになるという。