「ツイスター」続編に「ミナリ」リー・アイザック・チョン監督

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米ユニバーサル・ピクチャーズとアンブリン・エンターテインメントが、1996年のパニック映画「ツイスター」の続編「ツイスターズ（原題）」の監督として、「ミナリ」のリー・アイザック・チョンと契約交渉を進めていると米Deadlineが報じた。

ヘレン・ハントと故ビル・パクストンさん主演の「ツイスター」は、竜巻を追いかける研究者グループを主人公にしたパニック映画で、「ジュラシック・パーク」を手がけたマイケル・クライトンが脚本、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務めた。「スピード」のヤン・デ・ボン監督がメガホンをとった同作は、当時としては驚異的なVFX映像の効果もあって、世界累計興収4億9400万ドルという大ヒットを飾った。

続編の脚本は「レヴェナント　蘇えりし者」のマーク・L・スミスが執筆。これを気に入ったスピルバーグの判断により急スピードで製作が決定し、来春クランクインに向けて監督選定が行われていた。A24の映画「ミナリ」でアカデミー賞監督賞にノミネートされたチョン監督は、竜巻被害の多い米アーカンソー州の田舎町の農場で育ち、地下室に避難した自身の経験などを含めてアイデアを製作陣に明かし、このほど監督の筆頭候補に選ばれた。

続編「ツイスターズ（原題）」はフランク・マーシャル（「インディ・ジョーンズ」シリーズ、「ジュラシック・ワールド」シリーズ）がプロデュース。チョン監督にとって初の大作映画となる。