「ジョイ・ラック・クラブ」続編製作へ
2022年10月20日 21:00
アジア系移民とその2世の葛藤と絆を描いた映画「ジョイ・ラック・クラブ」(1993)の続編が製作されることがわかった。米Deadlineによれば、30年ぶりの続編は原作者のエイミー・タンとオスカー脚本家のロナルド・バス(「レインマン」)が、前作に引き続き脚本を執筆する。
タンのベストセラー小説をウェイン・ワン監督が映画化した「ジョイ・ラック・クラブ」は、「クレイジー・リッチ!」「シャン・チー テン・リングスの伝説」など近年のアジア系主人公を描いた大ヒット作の礎を築いた作品と言える。中国からサンフランシスコに渡り移民として苦難の人生を生き抜いてきた母親4人と、アメリカ人として生まれ育った娘たち4人を描いた群像劇で、ミンナ・ウェン(「エージェント・オブ・シールド」「マンダロリアン」)、タムリン・トミタ(「ベスト・キッド2」)、ロザリンド・チャオ(「スラムダンス」)、リサ・ルー(「ラストエンペラー」)が出演。オリバー・ストーンが製作総指揮を手がけ、全米興収3300万ドルを記録した。
続編は前作の母親たちは祖母に、娘たちは母親になり、その下の世代の人間関係や文化、伝統、恋愛、女性の生き方、アイデンティティを描くとのこと。前作の主要キャストが続編に向けて出演交渉中だという。アショク・アムリトラジ、ジェフ・クリーマン、タン、バスがプロデュースする。