元祖「ベスト・キッド」シリーズの新作、米ソニーが製作
2022年9月20日 12:00
米ソニー・ピクチャーズが、1980年代に一世を風靡した大ヒット青春映画「ベスト・キッド」シリーズの新作を2024年に公開すると発表した。米バラエティなどが報じている。
「ベスト・キッド」シリーズは、いじめられっ子の高校生ダニエルが、空手を習うことで逞しく成長していく姿を、空手の達人ミヤギとの師弟愛や淡く切ない恋模様を交えて描いた青春映画の決定版。1984年の第1作から89年の「ベスト・キッド3 最後の挑戦」までシリーズ3作品は世界累計興収3億ドル超の大ヒットを記録し、その後94年には番外編となる「ベスト・キッド4」が、10年にはジェイデン・スミスとジャッキー・チェンを主演に迎えたリメイク版「ベスト・キッド」が製作された。
オリジナル3部作の30年後を舞台に、ラルフ・マッチオ演じるダニエルの宿命のライバルだったジョニー(ウィリアム・ザブカ)が、自身が属する空手道場「コブラ会」を復活させようと目論むさまを描いたNetflixのドラマ「コブラ会」が高い人気を博していることから、ソニーは元祖シリーズの復活に乗り出したようだ。
新「ベスト・キッド」に関しては、24年6月7日全米公開予定ということを除き、キャストやプロットなどの詳細は現時点で明らかになっていない。
ソニーは同時に、23~24年の新たな公開スケジュールを発表。「スパイダーマン」シリーズのスピンオフ作品となるダコタ・ジョンソン主演のマーベル映画「Madame Web(原題)」が23年10月6日から24年2月16日に、同じく「スパイダーマン」ユニバースを舞台に、アーロン・テイラー=ジョンソンがタイトルロールを演じる「Kraven the Hunter(原題)」が23年1月13日から同10月6日へと後ろ倒しとなった。また、クリス・プラットが主人公の声を担当する長編アニメ「ガーフィールド(原題)」が24年2月16日から同5月24日、「クワイエット・プレイス」の脚本家コンビ、スコット・ベック&ブライアン・ウッズが脚本を手がけるアダム・ドライバー主演のスリラー「65(原題)」が23年4月28日から同3月10日に変更となっている。