「透明人間」監督、ユニバーサル版「グリーン・ホーネット」を交渉中
2022年7月6日 15:00
米ユニバーサル・ピクチャーズが準備中の「The Green Hornet and Kato(原題)」の監督として、「透明人間」のリー・ワネル監督と契約交渉を行っていると、米Deadlineが報じている。
「The Green Hornet and Kato(原題)」はブルース・リー出演の往年のテレビシリーズ「グリーン・ホーネット」の映画化で、2020年春に制作会社アメイジアが原作者ジョージ・W・トレンドルの遺族から映像化権を獲得。「ミッション:インポッシブル」や「スパイダーマン」の人気脚本家デビッド・コープが執筆を担当している。
「グリーン・ホーネット」は新聞社の社長が緑のマスク姿で悪と戦うヒーローもので、1930年代にラジオドラマとしてスタート。40年代にユニバーサルで映画化されたのち、66年にテレビドラマ化。相棒カトー役をブルース・リーが演じて話題を集めた。2011年にはセス・ローゲン主演、ミシェル・ゴンドリー監督で映画化されている。
ワネル監督は「ソウ」シリーズの脚本家として頭角を現し、「インシディアス 序章」で監督デビュー。「アップグレード」を経て、「透明人間」を手がけている。卓越したサスペンス描写と、必ず製作費を予算内にまとめる倹約家として知られており、契約交渉がまとまればすぐにプリプロダクションに突入することになりそうだ。