クリストフ・ワルツ、新作映画でビリー・ワイルダー監督役

2022年6月14日 10:00


クリストフ・ワルツ
クリストフ・ワルツ

オーストリア出身の個性派俳優クリストフ・ワルツが、新作映画「ビリー・ワイルダー&ミー(原題)」に出演し、実在した映画監督ビリー・ワイルダーに扮することが明らかになった。米バラエティが報じている。

「ビリー・ワイルダー&ミー(原題)」は、ジョナサン・コーの同名小説を「つぐない」や「ファーザー」の名脚本家クリストファー・ハンプトンが脚色、「危険な関係」「クィーン」のスティーブン・フリアーズ監督がメガホンをとる注目作。ハンプトンとフリアーズ監督は、「危険な関係」「わたしの可愛い人 シェリ」に続き3度目のタッグとなる。「戦場のメリークリスマス」「ラストエンペラー」などの文芸作品で知られるジェレミー・トーマスがプロデューサーを務める。

1977年夏を舞台にした今作は、「悲愁」の撮影のために、ワイルダー監督と脚本家I・A・L・ダイアモンドのアシスタントを務めることになった女性を主人公にしている。ロケ場所がギリシャからドイツに変わるにしたがって、ワイルダー監督の家族の歴史が物語とシンクロしていく内容になっているという。

ワイルダー監督は、「サンセット大通り」「麗しのサブリナ」「お熱いのがお好き」「アパートの鍵貸します」といった傑作を生み出した巨匠。オーストリアで生まれたユダヤ人のワイルダー監督は、ナチスの台頭とともにフランスに移住。その後、アメリカに渡りヒットメーカーとなった。

今回の発表に伴い、「イングロリアス・バスターズ」と「ジャンゴ 繋がれざる者」で2度にわたりアカデミー賞助演男優賞を受賞しているワルツは、コメントを発表。

「かつてビリー・ワイルダー監督は、『朝起きられるようになるためには、夢をみなければならない』と言いました。ジェレミー・トーマス製作、クリストファー・ハンプトン脚本、スティーブン・フリアーズ監督のこの作品は、まさに夢を見させてくれる映画です」

「ビリー・ワイルダー&ミー(原題)」は2023年春、ギリシャやドイツ・ミュンヘン、フランス・パリで撮影が行われる予定。

シネマ映画.comで今すぐ見る
Amazonで今すぐ購入

DVD・ブルーレイ

Powered by価格.com

関連ニュース

映画ニュースアクセスランキング

本日

  1. 「あぶない刑事」プロデューサーが語る“タカ&ユージが愛され続ける理由” 舘ひろし&柴田恭兵は「演ずるというより役を生きてきた」

    1

    「あぶない刑事」プロデューサーが語る“タカ&ユージが愛され続ける理由” 舘ひろし&柴田恭兵は「演ずるというより役を生きてきた」

    2024年4月28日 12:00
  2. 松本若菜、GP帯連続ドラマ初主演! 松村北斗共演「西園寺さんは家事をしない」7月スタート

    2

    松本若菜、GP帯連続ドラマ初主演! 松村北斗共演「西園寺さんは家事をしない」7月スタート

    2024年4月28日 05:00
  3. “ビートルズを解雇された男”が語るバンドの前日譚 ドキュメンタリー「ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ」7月5日公開

    3

    “ビートルズを解雇された男”が語るバンドの前日譚 ドキュメンタリー「ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ」7月5日公開

    2024年4月28日 12:00
  4. 【「悪は存在しない」評論】わたしたちに対して悪は“存在しない”と逆説的に問うている

    4

    【「悪は存在しない」評論】わたしたちに対して悪は“存在しない”と逆説的に問うている

    2024年4月28日 10:30
  5. あなたの好きな“恐竜映画”を教えて! 映画.com&ユーザーのおすすめ25選

    5

    あなたの好きな“恐竜映画”を教えて! 映画.com&ユーザーのおすすめ25選

    2024年4月28日 09:00

今週