死ぬほど快感。　殺人鬼老夫婦の恐怖を描くA24ホラー「X エックス」ポスター2種＆予告

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気鋭の映画スタジオ・A24（「へレディタリー　継承」「ミッドサマー」）が手がけ、3組のカップルが映画撮影のため、殺人鬼老夫婦の家に足を踏み入れるさまを描いたホラー「X エックス」のポスタービジュアル2種と第1弾予告編がお披露目。タイトル通り、「X」のイメージが印象的なポスターには、「死ぬほど快感。」というコピーが不穏に切り取られている。あわせて公開日は、7月8日に決定した。

物語の舞台は1979年、米テキサス。女優のマキシーンとそのマネージャーであるウェイン、ブロンド女優のボビー・リンと俳優のジャクソン、自主映画監督の学生RJと、その彼女で録音担当のロレイン――映画づくりへの野心に溢れた3組の男女は、映画撮影のために借りた農場を訪れる。みすぼらしい老人ハワードが彼らを迎え、宿泊場所として提供した納屋へと案内するが、マキシーンは、母屋の窓ガラスから視線を投げかける老婆と目があってしまう。やがて彼らは、殺人鬼夫婦の家で巻き起こる悪夢のような出来事に巻き込まれていく。

ポスターの1枚は、斧を握りしめ、挑発的に視線を送るミア・ゴス演じるマキシーンの表情をおさめたもの。彼女の前にバリケードのように張られた板が表す「X」の文字は、その先に待ち受ける恐ろしい体験を暗示しているかのようだ。もう1枚は、老夫婦が棲む屋敷に向かうようにクロスした美脚がデザインされたもの。脚の間をクローズアップすると、屋敷からこちらをじっと見つめる老婆の姿が。怖さと同時に、どこかなまめかさを感じさせるビジュアルに仕上がった。

第1弾予告編では、6人の男女が農場で遭遇する恐怖に慄くさまが、鮮烈なカットとともに映し出される。「スクリーム」シリーズ最新作「スクリーム」（2022）で主演のひとりを演じ、“新スクリーム・クイーン”と呼ばれる、ロレイン役のジェナ・オルテガの絶叫ぶりは必見だ。

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全米で公開されると、“ホラーの帝王”スティーブン・キングや、「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」のエドガー・ライト監督が熱い支持を表明。批評家サイト「Rotten Tomatoes」では満足度96％（4月26日時点）のハイスコアを記録し、「今年最高評価のホラー映画」と絶賛された。有力映画サイトでも、「恐怖のアトラクションのような映画」（バラエティ）、「狂ったように面白い！」（Bloody Disgusting）、「血まみれでメチャクチャ楽しい映画」（The A.V. Club）など高評価が相次いだ。本作は3部作になることが発表されており、A24映画として初のシリーズ化作品としても注目を集めている。

ゴスとオルテガをはじめ、「ピッチ・パーフェクト」シリーズのブリタニー・スノウがボビー、ミュージシャンとして世界でカリスマ的な人気を誇り、近年は俳優としても活躍しているスコット・メスカディ（キッド・カディ）がジャクソン、Netflixオリジナル「ヴァージンリバー」シリーズのマーティン・ヘンダーソンがウェイン、「ミスエデュケーション」のオーウェン・キャンベルがRJを体現。「キャビン・フィーバー2」「サクラメント 死の楽園」などで知られ、ホラー映画界のカリスマ、イーライ・ロスとの協業も多いタイ・ウェストが監督と脚本を手がけた。

「X エックス」は7月8日から、東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

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