「007 カジノ・ロワイヤル」監督の新作「マーベラス」7月1日公開　復讐の暗殺者×完璧なる護衛者×贖罪を求める工作員の美学

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「007 ゴールデンアイ」「007 カジノ・ロワイヤル」のマーティン・キャンベル監督がメガホンをとり、「ジョン・ウィック」シリーズなどで知られる米ライオンズゲートが製作を担うキリングアクション「The Protege（原題）」が、「マーベラス」の邦題で、7月1日に公開されることがわかった。あわせて、マギー・Q、マイケル・キートン、サミュエル・L・ジャクソンらキャスト陣をおさめたポスターも披露された。

本作は、復讐心を秘めた暗殺者、完璧な護衛者、贖罪を求める工作員ら、裏社会で己の美学に従って生きる一筋縄ではいかないプロフェッショナルたちが、プライドを懸けた戦いを繰り広げるさまを描いたアクション映画。ピアース・ブロスナン、ダニエル・クレイグがそれぞれ初めてジェームズ・ボンドを演じた2作品を手がけたキャンベル監督が、イギリス、ルーマニア、ベトナムなどを舞台に、世界をまたにかけた壮大なスケールの物語を紡いだ。

マギー・Qが、「ミッション：インポッシブル　ゴースト・プロトコル」「ダイハード4.0」などで見せた、切れ味鋭いアクションを駆使し、豹のような身体能力、美貌、窮地で輝きを増す冷徹な判断力と精神力を備える暗殺者アンナを体現。アンナの前に立ちはだかる完璧なセキュリティ、レンブラントには、「バードマン　あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）」「スパイダーマン　ホームカミング」のキートンを配した。アンナと敵対関係にありながら、全てを見透かしたような柔らかな物腰で彼女に接近する底の知れない男を、高い演技力とハードなアクションを交えて表現している。「ミスター・ガラス」「ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード」のジャクソンは、アンナを一流の暗殺者に育て上げる老獪な工作員のムーディ役。非情な世界に生きるなかで、最後の贖罪を求める複雑なキャラクターを作り上げた。

裏社会で長年トップクラスの暗殺成功率を誇ってきたアンナとムーディ。ふたりは師弟コンビとして、親子のような絆で結ばれていたが、ある日、ムーディが何者かに惨殺される。復讐に乗り出したアンナの前に現れたのは、ターゲットの護衛を請け負うプロのセキュリティ、レンブラント。超一流の知力とスキルを駆使した戦いには、予測不可能な結末が待っていた。

ポスターは漆黒のなかに浮かび上がる、深紅の服をまといショットガンを構えるアンナと、タキシード姿のレンブラントを活写。「復讐の暗殺者VS完璧なる護衛者」というコピーそのままに対峙するふたりと、その間に割って入ろうとするかのように、拳銃で鋭く狙いを定めるムーディが切り取られている。

「マーベラス」は、7月1日に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。