【全米映画ランキング】「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」V3で興収6億ドル超え 北米歴代10位に

2022年1月6日 13:00


「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」
「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」

21年と22年をまたいでの興行となった先週末の全米ボックスオフィス。クリスマスに多くの作品が駆け込みで封切られたため新作はなく、特大のヒットを続けている「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」が先週末も約5270万ドルの興収をあげ、V3を果たした。

パンデミックを忘れさせるような快進撃を続けている同作は、公開した週末に約2億6000万ドル、クリスマスの週末に約8400万ドル、そして先週末は約5270万ドルを稼ぎだし、北米での累計はすでに6億ドルを突破。18年公開のディズニー/ピクサー作品「インクレディブル・ファミリー」(最終興収約6億800万ドル)を抜き北米歴代10位にランクインしている。

2週連続の2位となったのは大ヒットアニメの続編「SING シング ネクストステージ」。マシュー・マコノヒーリース・ウィザースプーンスカーレット・ヨハンソンらに加え、U2のボノが声優に加わった豪華キャストだったが、「スパイダーマン」快進撃の影響を受け、累計は約8960万ドルにとどまっている。

3位は公開延期を何度も重ね、クリスマスの週についに公開された「キングスマン ファースト・エージェント」。マシュー・ボーン監督による人気スパイアクションの前日譚をレイフ・ファインズ主演で製作した世界近現代史を俯瞰する大作だったが、累計はまだ2000万ドルに届いていない。

約400万ドルの興収で4位に入ったのは、スーパーマーケットのアルバイトから殿堂入りQBになったアメリカンフットボールの伝説的選手カート・ワーナーの伝記を映画化した「American Underdog」。「シャザム!」のザカリー・リーバイがカートに扮し、アンナ・パキンデニス・クエイドらが共演した。

5位はキアヌ・リーブスキャリー=アン・モス主演の大ヒットSFアクションシリーズ第4弾「マトリックス レザレクションズ」。ウォシャウスキー姉妹の姉ラナのみが監督し、1999年~2003年に公開された3部作のその後を描いた作品で、ラナが性転換した影響か、ネオ(キアヌ・リーブス)ではなくトリニティ(キャリー=アン・モス)の覚醒に重きを置いた作品になっている。20年前にはメガヒットした人気シリーズの久々の新作ということもあり興行的な「復活」も期待されていたが、ワーナー配給作品のためHBO Maxでの配信もあり、累計はまだ3000万ドル超にとどまっている。

その他、ポール・トーマス・アンダーソン監督の新作「リコリス・ピザ」が拡大公開で8位に。9位にはデンゼル・ワシントン監督、マイケル・B・ジョーダン主演による実話ベースのドラマ「A Journal for Jordan」が入った。イラクに派遣されバグダッドで戦死した米軍兵士チャールズ・キング(ジョーダン)が生まれて間もない幼い息子への愛とアドバイスを綴った日記をもとに、キングの妻でピュリッツァー賞受賞ジャーナリストのダナ・カネディが執筆した回顧録を映画化した作品。「ロクサーヌ、ロクサーヌ」で注目を集めた新進女優シャンテ・アダムズダナ・カネディに扮した。

今週末は、ジェシカ・チャステインルピタ・ニョンゴダイアン・クルーガーペネロペ・クルスファン・ビンビンセバスチャン・スタンエドガー・ラミレス共演のスパイアクション「355」が公開される。

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