「モロッコ、彼女たちの朝」に登場するクレープの作り方　クッキング動画公開

(C)Ali n' Productions - Les Films du Nouveau Monde - Artemis Productions

カサブランカのパン屋を舞台にした「モロッコ、彼女たちの朝」に登場するモロッコの伝統クレープ「ムスンメン」のクッキング動画が公開された。

本作は、新星マリヤム・トゥザニ監督が、過去に家族で世話をした未婚の妊婦との思い出をもとに作り上げた長編デビュー作。家父長制の根強いモロッコ社会で女性たちが直面する困難と連帯を、フェルメールやカラヴァッジョといった西洋画家に影響を受けたという豊かな色彩と光で、美しく描き出した。

(C)Ali n' Productions - Les Films du Nouveau Monde - Artemis Productions

さまざまな種類の伝統的な手ごねパンが登場する本作のなかでも印象的なのが、モロッコ版クレープ「ムスンメン」。パンが主食のモロッコでは、「ムスンメン」は定番のおやつとして親しまれ、蜂蜜など好みの味付けをして食べるという。

動画は、東京・東北沢の人気モロッコ料理店「エンリケマルエコス」シェフの小川歩美さんが「ムスンメン」を作る過程を収めている。強力粉・薄力粉・セモリナ粉・塩を合わせたボウルに水を少しずつ入れ、生地を作ってから、冷蔵庫で休ませる。お皿に丸く広げ、さらに風呂敷のように折りたたんでいく。ポイントは、バターと粉をまぶしながら、生地同士がくっつかないようにすること。四角く押し伸ばしててから、フライパンでパリッとするまで両面を焼いて完成となる。

試食したスタッフは「層になっていて、パリッとサクッとした食感が美味しいです！」と絶賛。詳しい材料やレシピは、劇場で販売される本作のパンフレットに記載される。

「モロッコ、彼女たちの朝」は、8月13日から東京・TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開。