「クワイエット・プレイス」続編の配信サービス提供めぐり、主演&監督がスタジオと金銭交渉

2021年5月13日 14:00


バックエンド契約からの収入減が焦点に
バックエンド契約からの収入減が焦点に

クワイエット・プレイス 破られた沈黙」の主演エミリー・ブラントと、ブラントの夫で監督、脚本を務めたジョン・クラシンスキーが、米パラマウント・ピクチャーズと金銭交渉を行っていると、米ブルームバーグが報じている。

クワイエット・プレイス 破られた沈黙」は、2018年の大ヒット映画「クワイエット・プレイス」の続編で、当初は2020年3月20日の全米公開予定だったものの、新型コロナウイルスの感染拡大により数回にわたって延期。現在は5月28日に全米公開されることが決定しているものの、その45日後に、米パラマウント・ピクチャーズの親会社バイアコムCBSの新ストリーミングサービス「Paramount+」で配信されることが決定している。日本では、当初の5月28日から6月18日に再び変更されている。

この発表を受けて、ブラントとクラシンスキー監督は、パラマウント・ピクチャーズと金銭交渉を開始。アメリカでは映画作品の劇場公開から2次使用開始までの期間を「シアトリカル・ウィンドウ」と呼び、長年約3カ月間と定められてきた。ハリウッドの人気俳優やクリエイターは、契約の際に興行収入の一部を受取る「バックエンド契約」を締結しているため、興行期間が短縮されれば、その分、「バックエンド契約」からの収入が目減りすることになる。「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」の出演者、およびプロデューサーに名を連ねるマイケル・ベイ監督を含む製作陣は、補填をパラマウント・ピクチャーズに求めているという。

なお、前作「クワイエット・プレイス」は世界総興収3億4100万ドルの大ヒットとなっている。

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