砂漠で大麻を育てるラッパー達の共同体映す アニマル・コレクティブが音楽担当 「クレストーン」日本初上映
2021年5月13日 22:00
米ボルチモアを拠点に活動するアニマル・コレクティブが初めて映画音楽を担当したことで話題となった、マーニー・エレン・ハーツラーの長編デビュー作であるドキュメンタリー「クレストーン」が、5月15日に大阪の第七藝術劇場で国内初上映される。
SXSW、T/F、MoMAなど全米の映画祭で注目を集めたドキュメンタリー。かつて先住民ナバホ族が暮らし現在はスピリチュアリストたちのメッカとなっているコロラド州のクレストーン。ハーツラー監督は、クレストーンに移住しコミューンを作りSoundCloudラッパーとして活動する高校時代の友人たちに会いにいく。彼らは実社会から断絶された地で、大麻を栽培しソーシャルを通じて音楽と自らのリバタリアニズム(自由至上主義)思想を発信するが共同体は現実とソーシャルの狭間で次第に綻び始める……。
マーニー・エレン・ハーツラー監督は米「FILMMAKER」誌が選ぶ「全米インディペンデント映画の新星25人」に選出され、また「クレストーン」は同誌が選ぶ「2019年最も期待される全米映画50選」に選出されている。今回の上映は、特集企画「現代アメリカの姿 ユートピア/ディストピア」でのプログラム上映で、都市計画がとん挫した、カルフォルニアのゴーストタウンに移り住んだ青年を追うドキュメント「ヴィクトリア」との2本立て。上映スケジュールは公式HP(http://www.nanagei.com/mv/mv_n1559.html)で告知している。