吉永小百合が初の医師役「いのちの停車場」予告公開　広瀬すず＆松坂桃李が中心の特別バージョンも

2021年4月2日 06:00

作家としても活躍する現役医師・南杏子の同名小説を「八日目の蝉」の成島出監督が映画化した「いのちの停車場」の予告映像が披露された。自身初となる医者役に挑んだ吉永小百合をはじめ、西田敏行、広瀬すず、松坂桃李らが扮した「まほろば診療所」のメンバーが、患者とその家族に真摯に寄り添う姿を描く。

長年、東京の救命救急の現場で働いていたが、ある事件をきっかけに、在宅医療専門医として故郷・金沢の「まほろば診療所」で働き始めることとなった白石咲和子（吉永）。院長の仙川徹（西田）、看護師の星野麻世（広瀬）、咲和子を慕って東京からやって来た医大卒業生の野呂聖二（松坂）たちに支えられながら、いつしか咲和子自身も「いのちの在り方」「生きるという意味」について考えていく。

予告映像では、「まほろば診療所」の4人が、7組の患者とその家族に向き合い、最期の一瞬まで自分らしく生きようとする患者の願いに寄り添う場面が描かれ、石田ゆり子、小池栄子、南野陽子、柳葉敏郎、泉谷しげるら共演者の姿が映し出される。

野呂（松坂）と麻世（広瀬）を中心にした特別バージョンの予告（https://youtu.be/nhR65g2aGIg）も披露され、“いのち”に向き合えず医師になれなかった野呂と、事故で家族を失った看護師の麻世の2人が、咲和子との出会いや、懸命に生きようとする少女の最後の願いに触れ、失った大切な何かを取り戻していくさまが収められている。

「いのちの停車場」は、5月21日に全国公開。