フランスの名女優カトリーヌ・フロ、バラ育種家を完璧に再現　「ローズメイカー」場面写真

（C）2020 ESTRELLA PRODUCTIONS – FRANCE 3 CINEMA – AUVERGNE-RHONE-ALPES CINEMA

「大統領の料理人」「偉大なるマルグリット」で知られるフランスの名女優カトリーヌ・フロが主演する「ローズメイカー　奇跡のバラ」の場面写真が一挙公開された。バラがすべてのバラ育種家と、世間から見放された素人3人組が、世界最高峰のバラ・コンクールに挑むさまを描く。

フランス郊外で、父に遺された小さなバラ園をひとりで経営する頑固者のエヴ（フロ）。かつては優秀なバラ育種家として名を馳せていたが、今や愛するバラ園は倒産寸前だった。人を雇う余裕もなく、職業訓練所から派遣された3人の素人たちがスタッフとして加わることに。しかし、バラのことを全く知らない彼らは手助けどころか、一晩で200株のバラをダメにしてしまう。ある日エヴは、世界初となる新種のバラの交配を思いつき、全てをかけて、バガテル新品種国際バラ・コンクールに挑むことを決意する。

場面写真は、バラの交配に集中しているエヴの様子を、職業訓練所からきた内気なナデージュが見つめるシーンなど、全10枚。メガホンをとったピエール・ピノー監督は、育種家を演じたフロについて「撮影前と撮影中に、かつてバラ育種家としてバラの交配と新種開発の仕事をしていたドリュ社のドリュ夫人から指導を受けていました。カトリーヌは完ぺきにその動作を再現しています。私はその本物らしさが欲しかったのです」と語っている。

そのほか、満開のバラが咲き誇る春らしいバラ園をバックにエヴたちが並ぶ姿や、亡き父親の思い出と、バラの書物に囲まれたクラシックなエヴの書斎、そして一発逆転を狙ったバラの即売会のシーンなど、感動のサクセスストーリーを期待させるものが披露された。

「ローズメイカー　奇跡のバラ」は、5月28日から東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。