良き妻の条件とは? ジュリエット・ビノシュ主演、家政学校での女性の革命描くコメディ5月28日公開
2021年3月9日 08:00
ジュリエット・ビノシュ主演最新作で、「セラフィーヌの庭」(2008)や、カトリーヌ・ドヌーブを起用した「ルージュの手紙」(17)で知られるマルタン・プロボ監督による「La bonne epouse」(原題)が、邦題「5月の花嫁学校」として5月28日から公開される。
1967年、美しい街並みと葡萄畑で有名なフランスのアルザス地方にあるヴァン・デル・ベック家政学校では、18人の少女たちが入学した。ある日、校長のポーレット(ビノシュ)は、経営者である夫の突然の死をきっかけに学校が破産寸前であることを知り、なんとか窮地から抜け出そうと奔走する。そんな中、パリで“5月革命”が勃発。フランス全土に抗議運動が広がっていくのを目の当たりにしたポーレットや生徒たちは、これまでの自分たちの考えに疑問を抱き始め、ある行動に出ることを決意する。
「セラフィーヌの庭」でセザール賞主演女優賞を受賞したヨランド・モローと、セザール賞主演女優&助演女優賞に6度もノミネートされているノエミ・ルボウスキーとともに繰り広げる名女優たちのパワフルな演技が話題を呼びフランスで初登場1位を獲得。レトロなインテリアやファッションも見どころで、今年度セザール賞では、助演女優賞(ヨランド・モロー、ノエミ・ルボウスキー)、助演男優賞(エドゥアール・ベール)、衣装、美術と合わせて5つノミネートされた。
5月28日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開。