「ハチ公物語」中国でリメイク決定！　「芳華 Youth」監督のフォン・シャオガンが出演

仲代達矢が主演した映画「ハチ公物語」（監督：神山征二郎、脚本：新藤兼人）が中国でリメイクされることがわかった。タイトルは「忠犬八公」となっている。

物語のベースとなったのは、飼い主が亡くなってからも、渋谷駅で主人を待ち続けた忠犬ハチの実話。1987年に公開された「ハチ公物語」は、同年の邦画配給収入1位を記録する大ヒットに。07年には、リチャード・ギア主演によるリメイク版「HACHI 約束の犬」が製作され、“忠犬ハチの物語”は世界へと広がっていった。

「ハチ公物語」「HACHI 約束の犬」は、中国国内での一般公開は実現していないが、多くの人々が海賊版などを利用して鑑賞。両作ともに、ソーシャル・カルチャー・サイト「Douban」のオールタイムベスト250にランクインを果たしており、「ハチ公物語」は172位、「HACHI 約束の犬」は10位となっている。また、多くの訪日観光客が渋谷駅前のハチ公像を観光していたため、“忠犬ハチの物語”は映画ファンだけでなく、一般の中国人にも広く知られているようだ。

「忠犬八公」は、中国の動画配信サービス「IQIYI」のオリジナル映画として製作され、3月18日にクランクイン。主演を務めるのは、「芳華 Youth」の監督として知られるフォン・シャオガンと、「ラストエンペラー」にも出演したジョアン・チェン。「12 Citizens」のシュー・アンがメガホンをとる。

「忠犬八公」は、12月31日に中国公開。日本公開は、現在未定。