「スキャンダル」脚本家、新型コロナを題材にした映画で監督デビュー 中国舞台に医療従事者の活躍描く
2020年7月1日 12:00
[映画.com ニュース] 世界で猛威を振るっている新型コロナウイルスを題材にした映画の製作が、ハリウッドで進行中であることが明らかになった。
米The Wrapによると現在、米制作会社SKグローバルは中国などで撮影を行うタイトル未定映画を準備中で、「スキャンダル」(ジェイ・ローチ監督)のチャールズ・ランドルフが脚本を執筆中だという。中国国内で未知のウィルスに直面した医療従事者の活躍を描く内容で、「マネーショート 華麗なる大逆転」「スキャンダル」など実話をもとにした映画の脚本を得意とするランドルフが、自らメガホンをとり、監督デビューを果たすことになるという。
SKグローバルの共同最高経営責任者を務めるジョン・ペノッティとチャーリー・コーウィンは、「チャールズは、私たちがいま体験している衝撃的で徐々に浮かび上がっていくドラマを描いてくれています」「彼の鮮やかな語り口と洞察力がこの物語の中心にあります」と声明を発表している。一方、ランドルフも「SKグローバルの皆さんと協力して、この作品を完成させることになり、とても嬉しく思います」と述べている。
「スキャンダル」は、2016年に米テレビ局「FOXニュース」で実際に起きたセクハラ騒動の裏側を描くドラマで、シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーという3大女優の豪華共演で話題となった。