米アトランタのスタジオが7月に再開

2020年5月20日 18:00


スタジオを所有するタイラー・ペリー
スタジオを所有するタイラー・ペリー

[映画.com ニュース]新型コロナウイルス感染拡大の影響でハリウッドのメジャースタジオがいまだに閉鎖されているなか、米アトランタにある「タイラー・ペリー・スタジオ」が7月に撮影を再開させることが明らかになった。米バラエティが報じている。

同スタジオは、「タイラー・ペリーの出たぞ~! マデアのハロウィン」や「クレジー・グッド」や「グレイス 消えゆく幸せ」などの黒人観客向けの映画やテレビドラマをコンスタントに放っているタイラー・ペリーが所有する撮影スタジオ。2015年に陸軍基地跡を3000万ドルで買収した後、2億5000万ドルをかけて、東京ドーム29個分にあたる330エーカーに敷地を拡張し、12の屋内スタジオを建設した。19年にオープンしている。

このほど、「タイラー・ペリー・スタジオ」において、米BETチャンネル向けの「Sistas(原題)」の撮影を7月8日、「The Oval(原題)」の撮影を7月28日に開始することが明らかになった。

撮影再開にあたっては、アメリカ政府やジョージア州が定める基準より厳しい安全対策が取られるといい、ニューヨークやロサンゼルスを拠点とする出演者の移動にはペリーが自身のプライベートジェットを提供。また、スタジオに入る際には出演者、制作陣の全員がPCR検査を行い、2週間半の撮影期間中は外出禁止。期間中にもさらに4度のPCR検査を行う予定だという。

「タイラー・ペリー・スタジオ」の安全対策は、ほかのスタジオにとって大いに参考になりそうだ。なお、ほかのスタジオの再開は、8月から10月になるとみられている。

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