川口春奈、「九月の恋」監督のこだわりに気づかず恐縮しきり
2019年3月2日 14:30
[映画.com ニュース] 「書店員が選んだ、もう一度読みたい恋愛小説」第1位となった松尾由美氏の小説を映画化した「九月の恋と出会うまで」の公開記念舞台挨拶が3月2日、東京・新宿ピカデリーで行われ、高橋一生、川口春奈、山本透監督が登壇した。
新居のマンションで「こちらは1年後の未来です。あなたに危険が迫っています!」という不思議な声を耳にした志織(川口)と、彼女から相談を受けた小説家志望の隣人・平野(高橋)がタイムパラドックスに翻ろうされるラブストーリー。3月1日、全国248スクリーンで封切られた。
大入りの客席を前に、高橋は「実は昨日からソワソワしていて(笑)。皆さんのお顔を拝見し、面白いと思ってくださったように見える」と安どの表情。「純粋に人が人を思う大切さが描かれている。温かい気持ちが伝われば」とアピールした。昨年の3月2日にクランクインしており、川口は「ちょうど1年前から撮り始めて、今日まであっという間でしたが、皆さんに見ていただけてうれしい」と喜びを語った。
山本監督は「ファンタジーやサスペンスといった要素が含まれているが、実はシンプルに、愛する人のために何でもしてあげたいという気持ちが、奇跡を起こすことを描いている」と語り、「恋がしたくなると思ってもらえれば」と客席に訴えかけた。
また、川口演じる志織が持つスマホケースに、ラベンダーの押し花がデザインされていると明かし「これは(タイムパラドックスを描いた)『時をかける少女』のオマージュになっている」と“こだわり”を解説。すると、川口は「初めて知りました。あんまり注目していなかった」と恐縮しきりだった。