岡田将生、注目子役・田中レイくんの“19歳認定”に「まだ高校生役できる」
2018年11月14日 04:00
[映画.com ニュース] お笑い芸人・鉄拳によるパラパラ漫画を実写映画化した「家族のはなし」の親子試写会が11月13日、東京・スペースFS汐留で行われ、主演の岡田将生、共演の時任三郎が出席した。
原作は鉄拳が2013年に発表し、ネット上を中心に「涙が止まらない」と話題を呼んだ同名パラパラ漫画。成海璃子、佐藤寛太、財前直見らが共演し、リンゴ農園を営む両親とその息子の姿を描いた。常に苛立ちを抱える主人公・小林拓也に扮した岡田は「僕も20代前半には色々な壁にぶち当たっていましたし、どこにもぶつけることのできないいら立ちがありました。(拓也の心情には)とても共感できたので、当時のことを思い出しながら演じていました」と役作りのこだわりを明かしていた。
さらに自身の反抗期について問われると「ありました、ありました、反抗してましたー」と軽めの口調で語り、場内の笑いを誘った岡田。「思春期の頃ってやっぱり恥ずかしくないですか? 素直に『ありがとう』も言えないし……その延長で、母親とは全然喋らないこともあったんですが、お父さんが間を取り持ってくれました。それで私の反抗期は終わりました。(反抗期は)半年ないくらいですかね(笑)」と振り返っていた。
岡田は撮影中の過ごし方について、拓也の父・徹役の時任ら共演陣と「テレビで羽生結弦選手を見ていました」と述懐。「ちょうどオリンピックの時期だったんですよね」と話すと、時任は「撮影しているところでは『本番!』と言っているのに、こっち(待機場所)では『おー!』と言う感じ(笑)」と補足した。「撮影が始まったら、(役の関係上)ギスギスした感じになっていましたけど、待っている時間は“家族団らん”。皆で羽入君を応援する素敵な時間でした」(岡田)と忘れられないひと時となったようだ。
この日は、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」、「金曜ロードSHOW!」枠で放送されたドラマ「北風と太陽の法廷劇」で注目を浴び、本作の劇中で拓也の幼少時代を演じた子役・田中レイくんも登壇。「優しくて格好良くて、大好きです」とすっかり岡田のファンになっていたが、「さっき(舞台裏で)待っている時、少しお話してたじゃない? 俺、何歳なんだっけ?」(岡田)と声を掛けられると「19歳」と答えた。この回答に笑うしかなかった岡田は「まだ高校生役できるって思いました。ありがとう」とレイくんに優しいまなざしを注いでいた。
「家族のはなし」は、11月23日から劇場公開。