「君の名前で僕を呼んで」監督、続編にダコタ・ジョンソンを希望
2018年10月23日 11:00
[映画.com ニュース] 第90回アカデミー賞で4部門にノミネートされた「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督が、続編に女優ダコタ・ジョンソンの出演を希望していることがわかった。ジョンソンは、グァダニーノ監督作「胸騒ぎのシチリア」(2015)、リメイク版「サスペリア(原題)」(10月26日から全米公開)に出演している。
「君の名前で僕を呼んで」は、作家アンドレ・アシマンの小説が原作。1980年代のイタリアを舞台に、家族とバカンスにやって来た17歳の少年エリオ(ティモシー・シャラメ)が、大学教授の父が招いた24歳のアメリカ人大学院生オリヴァー(アーミー・ハマー)と恋に落ちる、ひと夏の美しい思い出を描いたラブストーリーだ。「日の名残り」「眺めのいい部屋」の名匠ジェームズ・アイボリーが脚本を執筆し、アカデミー賞脚色賞を受賞した。
続編の製作はまだ正式に発表されていないが、グァダニーノ監督は前向きな姿勢を見せており、90年代を舞台にしたいと語っている。米W誌によれば、グァダニーノ監督は続編にオリヴァーの妻役としてジョンソンを候補に挙げており、「ニューイングランド地方の愛人が何人もいるような富豪女性」「オリヴァーとの子どもは5人くらい」と役柄のアイデアを明かしたようだ。
なお、前作でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたシャラメも続編に意欲的で、「原作者のアンドレ・アシマンは続編に賛成していると思うし、ルカも本気で作ろうとしている。それにアーミーと僕も1000%やる気だよ」と語っている。