「ツイン・ピークス」がVRに!赤いカーテンの部屋から脱出できるか
2018年10月10日 11:00
[映画.com ニュース] 1990年代初頭、世界中で社会現象を巻き起こした鬼才デビッド・リンチ監督による伝説のテレビシリーズ「ツイン・ピークス」がVR(仮想現実)化されることが、米Colliderによってわかった。
「ツイン・ピークスVR」と題された新しいコンテンツは、ゲーマー向けYouTubeチャンネル「Collider Games」が、昨年25年ぶりの復活で話題を呼んだ新シリーズ「ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ」(テレビ放送時の邦題は「ツイン・ピークス The Return」、ブルーレイ&DVD発売中)の制作元である米有料チャンネルSHOWTIME、ならびにリンチ監督本人とのタッグにより実現させたもの。10月13~14日(現地時間)に米ロサンゼルスのエース・ホテル内“ザ・シアター"で開催される「フェスティバル・オブ・ディスラプション」でお披露目される。
リンチ監督が作り出した非現実的でシュールな世界を心ゆくまで堪能できる「ツイン・ピークスVR」は、劇中で実際に使用されたセリフと効果音をふんだんに盛り込み、両シリーズに登場するアイコニックなロケーションとシーンの数々をVR空間でリアルに再現。グラストンベリー・グローブからかの有名な“赤いカーテンの部屋”へと迷い込んでしまったプレイヤーは、元の現実世界に戻るべく、カイル・マクラクラン演じるFBI特別捜査官デイル・クーパーの足跡をたどって、謎が謎を呼ぶ難事件に挑むことになる。
「ツイン・ピークスVR」はOculus RiftとHTC Vive2種類のVRヘッドマウントディスプレイ対応で、PC用ゲーム配信プラットフォーム「Steam」からダウンロード可能とのことだが、発売日は未定。まずは前述のフェスティバルでいち早く体験したラッキーなファンの反応が気になるところだ。