トム・ハンクス、リメイク版「幸せなひとりぼっち」に主演

写真提供：アマナイメージズ

［映画.com ニュース］　スウェーデン発のヒューマンドラマ「幸せなひとりぼっち」のリメイク版で、トム・ハンクスが主演と製作を務めることが、米ハリウッド・レポーターによって明らかになった。

世界的ベストセラーとなったフレドリック・バックマンの同名小説を、ハンネス・ホルム監督のメガホンで映画化した同作は、妻を亡くし人生に絶望した偏屈な老人オーヴェが、隣に引っ越してきた一家との交流を通して再生していく姿をハートフルに描いたドラマ。

母国スウェーデンでは2015年のクリスマスシーズンに公開され大ヒットを記録。アメリカでも昨年公開の外国語映画で興行収入ナンバーワンに輝いた他、第89回アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。

同サイトによれば、リメイク版ではハンクスが主演に加え、自身の製作会社プレイトーンのパートナーであるゲイリー・ゴーツマン、妻のリタ・ウィルソン、オリジナル版で製作総指揮を務めたフレデリク・ビークストレム・ニカストロと共にプロデュースを手がけるとのことだが、監督と脚本家についてはまだ決まっていない。

リメイク版の製作を発表するにあたり、ニカストロは、「誰もが共感せずにはいられないであろうこの普遍的ストーリーを、世界屈指の名優トム・ハンクス主演で再び映画化することで、世界中の観客に感動を届けることが出来ると確信しています」と声明を発表している。

なお、ハンクスはエマ・ワトソン共演の新作スリラー「ザ・サークル」が11月10日から全国公開。その後には、スティーブン・スピルバーグ監督と5度目のタッグとなる「ザ・ポスト（原題）」が控えている。