小松菜奈、関東と関西の笑いに苦労「面白くないと言われた」

2017年2月6日 15:00


会見に出席した(左から) 小出恵介、小松菜奈、山本耕史
会見に出席した(左から) 小出恵介、小松菜奈、山本耕史

[映画.com ニュース] 小松菜奈山本耕史が2月6日、東京・渋谷のNHKで行われた、主演ドラマ「スリル! 赤の章・黒の章」の会見に、共演の小出恵介とともに臨んだ。

男女2人の主人公の視点で物語を描く、NHK総合とBSプレミアムの連動ドラマ。NHK総合で放送される「赤の章」は警視庁・庶務係で働く女性職員・中野瞳(小松)が難事件を解決し、BSプレミアム「黒の章」は腹黒い弁護士・白井真之介(山本)が怪事件を巻き起こす。

本作は話数によって監督が異なり、河合勇人原正弘、滝本憲吾、麻生学の4人がメガホンをとる。「赤の章」は小松と小出のコミカルな掛け合いなど、笑いの要素が盛り込まれているが、監督4人の出身地がバラバラだったため(河合は愛知、原と滝本は大阪、麻生は神奈川)、笑いの表現に苦労する場面があったという。「関西の笑いと関東の笑いってちょっと違うんです。だから『面白くない』とか言われたりして(笑)。ひとりひとりの監督の演出も全然違いました」と告白した。

さらに、撮影時の苦労を問われた小松は、「刑事ものなのでセリフ量が多く、いつも苦しめられながら撮影をしています」と苦笑いを浮かべる。これに対し山本は「菜奈ちゃんは、『どれだけしゃべっているんだろう』というくらいのセリフ量だが、しっかりやっていた」と絶賛。小出も、「新たな小松菜奈さん像。チャーミングではじけた小松菜奈さんが見られる」と称えた。

小松は、地上波の連続ドラマ初主演。「ドラマが好きで時間があると見ている」と言い、その魅力を「ドラマはドラマの良さ、映画は映画の良さがある」と力説する。そのうえで「オファーを受けた感想」を聞かれると「素直に嬉しかった」とニッコリ。一方で、「NHKとBSで同時に撮っていくのが想像つかなかった。どんな現場になっていくんだろうなと思っていた。瞳のキャラは、設定に『無表情』って書いてあったが、最初は全然無表情じゃなくて。変な顔をしたりとか(笑)」と戸惑いもあったことを明かした。

「赤の章 警視庁庶務係ヒトミの事件簿」は総合テレビで2月22日から毎週水曜午後10時25分、「黒の章 弁護士・白井真之介の大災難」はBSプレミアムで2月26日から毎週日曜午後10時放送。

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