ラッセル・クロウ、リーアム・ニーソン主演「ディープスロート」伝記映画に参加

写真：Splash/アフロ

［映画.com ニュース］　ニクソン米大統領を失脚させた1972年のウォーターゲート事件の情報提供者「ディープスロート」として知られ、のちに自ら正体を明かした当時のFBI副長官マーク・フェルトを主人公にした政治スリラー「フェルト（原題）」に、新たにラッセル・クロウが参加すると米Tracking Boardが報じた。

「フェルト（原題）」は、リーアム・ニーソンがフェルト役、ダイアン・レインがその妻オードリー役で主演する。クロウの役どころは現時点では不明。ほか、ジェイソン・ベイトマンがフェルトの補佐官であり、フェルトが情報提供していることを知り葛藤するFBI捜査官チャーリー・ベイツ役で出演する。また今回、「イット・フォローズ」のマイカ・モンローの出演も決定したという。

ダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォードが米ワシントン・ポスト紙の記者役で主演した映画「大統領の陰謀」（1976）でも描かれた通り、同紙が暴いたウォーターゲート事件の真相によりニクソン大統領は失脚したが、記者たちに情報を提供したのが「ディープスロート」だった。長年その正体は不明だったが、2005年になって、フェルト自ら「ディープスロート」であったことを公表した。

「パークランド　ケネディ暗殺、真実の4日間」のピーター・ランデズマンが監督と脚本を務め、今年度中のクランクインを予定している。