ラジー賞は2作品が同時受賞！名誉挽回賞はスタローンの手に

写真：REX FEATURES/アフロ

［映画.com ニュース］　最低映画の祭典ラジー賞こと第36回ゴールデンラズベリー賞の結果が、アカデミー賞授賞式前夜の2月27日（現地時間）に発表された。

最多6部門でノミネートされていた、ベストセラー官能小説の映画化「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」が、ワースト作品賞と主演男女優賞を含む最多5部門で受賞。なお、今回は作品賞が甲乙つけがたかったようで、「ファンタスティック・フォー」と2本同時の受賞となった。

また、ラジー賞の常連ながら前年に素晴らしい仕事をした映画人を表彰する「名誉挽回賞（Razzie Redeemer Award）」には、ラジー賞最多ノミネートを誇るも、「クリード　チャンプを継ぐ男」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたシルベスター・スタローンが、「ヴィジット」で復活を果たしたM・ナイト・シャマラン監督を破って選ばれた。

一方、前年のアカデミー賞主演男優賞受賞者（「博士と彼女のセオリー」）で、今年も「リリーのすべて」で主演男優賞にノミネートされているエディ・レッドメインが、「ジュピター」でワースト助演男優賞を受賞している。

受賞結果は以下の通り。

▽ワースト作品賞（タイ）
「ファンタスティック・フォー」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」
▽ワースト監督賞
ジョシュ・トランク「ファンタスティック・フォー」
▽ワースト主演男優賞
ジェイミー・ドーナン「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」
▽ワースト主演女優賞
ダコタ・ジョンソン「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」
▽ワースト助演男優賞
エディ・レッドメイン「ジュピター」
▽ワースト助演女優賞
ケイリー・クオコ「Alvin and the Chipmunks: The Road Chip」
▽ワーストリメイク・パクリ・続編賞
「ファンタスティック・フォー」
▽ワーストスクリーンコンボ賞
ジェイミー・ドーナン＆ダコタ・ジョンソン「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」
▽ワースト脚本賞
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」
▽名誉挽回賞
シルベスター・スタローン